サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:井筒湯(京都市中京区)

京都は、街中銭湯が元気な街だ。

市内中心部にも住人がいるので、小さな街中銭湯もユーザーがいる。

エリアによっては、かなり減っているところもあるが、それでも電車バスを使って日帰りで複数軒回ることも可能だ。

今日は風呂が主目的では無かったが、京都に来たなら銭湯に寄っておこう、と、市中真ん中に近いところで探したら、ここ井筒湯がヒット。

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外見は、「よくある街中銭湯」なのだが、中は半端なかった…

露天風呂は無いが、サウナ、水風呂、ジェットと一通りは揃っている。

ただ、薬湯にもなっているジェット風呂、熱過ぎませんこと?

珍しい人間洗濯機なので、浸かりたかったけれど、お湯が熱いので、足を少しだけ突っ込んで諦める。

続いてサウナへ。なんだか茶室の潜り戸みたいに背の低い扉を開けて中に入る。横長一列、決して広くはない。テレビも無く音楽も無い静寂な空間。

それはそれでアリだ。温度計は100℃を指しているが、そこまでの灼熱さは感じなかった。

水風呂は京都あるあるで脱衣所側なので、サウナから出ると縦方向に前後移動。

なんの変哲も無さそうなこの銭湯、サウナも人間洗濯機も強烈な個性を放っていた。きっとコアなファンがたくさんついていることだろう…

有名な喫茶「マドラグ」から歩いてすぐなので、マドラグで一服した後、此処で昭和気分を更に増強させるのも一興だ。

井筒湯 京都府京都市中京区亀屋町401

営業時間 15:00-24:00

定休日 木曜日

アクセス 地下鉄烏丸線「丸太町」駅から徒歩5分

サウナ あり 100℃(そんなにあるか?)定員2-3名、横長、入口低くて小さめ、手動(蝶番無いので自分でちゃんと閉めないと開けっぱなし)、テレビ無し、音楽無し、砂時計、足元とベンチ上に古いフェルト敷、

水風呂 あり19℃くらい

シャンプー石鹸 備え付け無し

備考 サウナ隣の薬湯が人間洗濯機

ニュウヨーク出張:熱海湯(東京都新宿区)

今回は2軒温泉銭湯訪問が続いた。

東京ならば、渋い宮造りのレトロ銭湯も押さえたい。

そんな訳で、次なる訪問先は激渋系。

神楽坂を上がったところにある、熱海湯。

ペコちゃん焼で有名(!?)な不二家の横をすり抜け、神楽坂を上がると、飲食店がぞろぞろ。この坂道、なんだか香港のランカイフォンに通じる坂道にそっくりで既視感ありありだ…

途中、風呂屋に抜ける細道に入ると、急にひっそりとした雰囲気に変わる。妖しげな風情さえ漂わせるところに、熱海湯が現れる。

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周辺の飲み屋界隈のお客さんや店員さんも利用するのかな、という立地だ。

勿論、正統派な番台は健在。

風呂場は至ってシンプルで、カランが右左の壁に並び、奥に浴槽が2つ。熱めとぬるめ、と言いながら、ぬるめでも44℃なのも東京スタイル

古いながらも綺麗にタイルが磨かれ、補修もされているので快適に入浴できる。

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長湯はせずに、サクッと入るのが粋なお風呂に違いない。

 

熱海湯

東京都新宿区神楽坂3-6

営業時間 15:00-24:00

定休日 土曜日

アクセス 地下鉄東西線「神楽坂」駅から徒歩約5分、JR「飯田橋」駅からだと徒歩7分

サウナ 無し

水風呂 無し

シャンプー石鹸 備え付けあったかな…?

備考 コインランドリーが隣にある

 

ニュウヨーク出張:はすぬま温泉(東京都大田区)

東京の銭湯巡りで行きたいのは、

・トラディショナルな宮造り銭湯

・つい最近改装されたスタイリッシュなネオ銭湯

が二大傾向。

それ以外だと、天然温泉とか、とってもアクセスが良い、とかが訪問要素になるだろうか。

此処は、割と最近リニューアルされた街中銭湯。メディアへの登場頻度もそれなりにある。

今回、さきにお邪魔した蒲田温泉から近いので、ついでに訪問することにした。

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さて、はすぬま温泉。大阪だと「温泉」は単なる屋号に過ぎない銭湯も多いのだが、ここはすぬま温泉は、ホンモノの温泉だ。蒲田温泉ほど真っ黒強烈なヤツではないが、大田区ならではの黒湯由来の滑らかなお湯が堪能できる。

脱衣所や浴室は最近リニューアルされたので非常に使い勝手がいい。落ち着いた照明や内装は、長時間居ても疲れないし、気分が落ち着く。

東京にしては珍しく、壁の左右にカランがあり、ど真ん中に浴槽。全て温泉水使用で、一番手前が水風呂(22℃)、炭酸温泉、奥が普通の温泉。どれも浸かって気持ちの良い湯水だ。

実はこの日、入浴の最中に突然の大雨、更には雷と天候が急変。私を含め、殆どの入浴客は雨予想していなかった。店を出ようにも傘を持っていないので出られない…と惑う人がロビーに溜まり始めたが、女将さんが常連さんに傘を貸したりして細やかな気配りをしてくれた。

なんという素晴らしい…!

こういう銭湯が近所にあると、本当に日々通いたくなる。ご近所さんが羨ましい。

はすぬま温泉

東京都大田区西蒲田6-16-11

営業時間 15:00-24:00

定休日 火曜日

アクセス 東急池上線 蓮沼駅から徒歩3分くらい

サウナ 有り

水風呂 有り(天然温泉水!)

シャンプー石鹸 備え付け有り

備考 天然温泉 スタンドグラスがいい感じ

 

ニュウヨーク出張:蒲田温泉(東京都大田区)

久々に東京へ。

大学は東京だったけれど、それ以降は関西に居を移し、今ではすっかり「おのぼりさん」、ビジターである。

だからこそ、東京観光が面白い。

銭湯に行くために東京詣で、というと、呆れられそうだが、東京の銭湯はトラディショナルなところもネオ銭湯もどちらも訪問のし甲斐がある。

更に言うと、23区内でも温泉に入れるところ、それも銭湯があって…それは東京銭湯第三の楽しみかもしれない。

今日訪問したのは「蒲田温泉」。JRの蒲田駅から歩いて15分弱、住宅街の中に突然現れる銭湯だ。

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此処の売りは、なんといっても源泉ドバドバの黒湯温泉。真っ黒で、落とし物したら最後、というくらいの濃さだ。初めてこの黒湯に入った人の勇気を讃えたい。

テレビドラマ「昼のセント酒」にも登場したこの銭湯、1階がお風呂で2階には宴会場がある。

どんだけでっかいのかと思ったら、風呂場は意外にこぢんまりとしていた。普段行っている地元の銭湯よりも、洗い場スペースはぎゅっと凝縮されている感じ。

風呂場の一番奥、左側に白湯のブクブクと電気風呂があり、右側が黒湯ゾーン。

そして、黒湯は熱いのとぬる目があるけれど、熱湯は46℃超!殆ど罰ゲーム、我慢大会仕様だが、頑張れば20秒位は入れる。

ぬるめの方でも43℃は有るから、のんびり浸かるのが好きな人は白湯ブクブクゾーンで。

2階の宴会スペースは食事もできるらしく、セント酒でも登場した「汐焼きそば」の貼り紙が。

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蒲田ならば、羽田空港の行き帰りにも頑張れば寄れる!

東京最強の温泉銭湯として、是非一度はトライすることをオススメ。

蒲田温泉

東京都大田区蒲田本町2-23-2

営業時間 10:00-24:30

定休日 無し

アクセス JR蒲田駅から徒歩15分弱

サウナ 有り(追加料金不要、ただし要バスタオル)

水風呂 有り

シャンプー石鹸 備え付けあった気がする

備考 黒湯の天然温泉掛け流し。TVドラマ「昼のセント酒」に登場。

 

 

 

サバイバル日記1118日目(お別れ入浴に行く)

十三・木川にある「ゆーらく」が4月末で閉店、というのは既に書いた通り。

 

sabasabadays.hatenablog.jp

 

常連というほど通ったわけではないけれど、理想的な街中銭湯だったのでなんだか淋しい…

「会いたいと思ったら会っておかないと次は無い」とおもわされることが増えた。人も風呂も一緒だ。

仕事をなんとか切り上げて、十三に向かう。まずは駅近の「桐麺」で腹ごしらえ。

お腹を満たしたあとはテクテク歩いてゆーらくへ向かう、のだが、十三という土地柄、阪急の踏切があちこちにある。そしてほぼ「開かずの踏切」状態だ。神戸線宝塚線京都線…一つ抜けてもまた次が、と、まるでゲームのような勢いだ。ただ、間違ってもくぐり抜けたりしてはいけない。それこそ命に関わる。

さて、商店街を歩いていくこと約10分、目的のゆーらくにたどり着く。

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本当に、閉店しちゃうのか、と実感が湧く貼り紙。

フロントで料金を払う。PayPay対応なのに閉店かぁ…

21時半、中には5-6人、シニアの方も多いけど、途中で大学生くらいの若い子も入ってきて、幅広い年代に支持されているのが分かる。

ここ、前面の流れてくるお湯もそうだし、露天の手前のジェットバスも疲れが癒せる。そして露天ゾーンの濃すぎる薬湯「じっこう」も入っておかないと。

サウナも小さいながら2段式、温度湿度もしっかりあって温まる。

外の打たせ湯、白湯、薬湯と浸かりながら、こんないい銭湯が閉店してしまうなんて、本当にこの2年のコロナ禍とウクライナ情勢を恨めしく思う。

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最後、店を出て振り返る。

さようなら、ゆーらく。

いいお湯を、いいひとときを、ありがとう。

 

 

サバイバル日記1115日目(ゆーらく、閉店するってよ)

日曜日の疲れはまだ出てこない。

往復50km近く走ったのと、凄く久しぶりのロングライドなので絶対にガタが来ると踏んでいるのだが…

歳と共に疲れは時間差、忘れた頃にやってくる。ならば今日火曜日あたりにひょっこりはんで現れるか、と、今夜はガッツリ温泉に浸かってみることにした。

温泉といっても、豪華な有馬温泉に行くわけでは無い。市内の南東、鳴尾に行けば、有馬と同じ、あるいはそれ以上に強烈な金泉がある。いつも行っているクア武庫川のことだ。

こういう時にはワンコインで温泉って最上の贅沢だ。

さて、その道中に、相棒から気になるニュウスが。

十三にある街中銭湯、「ゆーらく」が、今月末-4月いっぱいで閉店するとのこと。

92m010.com

ここの銭湯は、「十三から新大阪」への徒歩経路上にあって、見つけて以来ずっと気になっていた。何度かお邪魔させていただいてもいる。

なんとも言えないいい雰囲気で、街中銭湯の必要十分条件が揃っているので好きだった。

 

sabasabadays.hatenablog.jp

 

大抵の街中銭湯にある

・利用者減

・店主高齢化、後継者不足(いない)

・設備老朽化(交換する資金がない)

と、更に、昨今の(ウクライナ情勢なんかも絡む)円安が、経営難に追い討ちをかけているのだろう。

できたらお別れ入浴に行きたいが…行けるかな…

ニュウヨーク出張:ユートピア白玉温泉(大阪市城東区)

ユートピア

響きからしていい感じだ。ひょっとしたら、「湯ートピア」かもしれない。

京橋の近くに、なかなかツウな銭湯がある、という評判は聞いていた。しかし、京橋は、普段の生活圏とは全く逆。仕事も趣味もカンケーねー、エリアだ。ついでが無ければ行かない場所と言ってもいい。

ただ、今日はたまたま北浜までやってきた。それも西宮から自転車漕いで。それなりに疲れた。

だったら、チューンナップしてもらっている間にちょろり出掛けて一風呂浴びよう。このユートピア白玉温泉は、毎日元気に朝の6時から営業中だ。

京橋駅から、寝屋川や学研都市線に並行している道を東に進んで約10分。インパクトのある外観がお出迎え。

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ヘルシー温泉桜川とかみたいに、1階が駐車場。下駄箱は1階にあるけど階段上がって2階がロビーとフロント。

券売機で必要な券を買うシステムだが、PayPayをはじめとする各種キャッシュレス決済にも対応しているので、その場合はフロントでお支払い。

して、ここにやってきた楽しみはサウナもそうなのだが、「氷が落ちてくる水風呂」。どんだけ冷やしてくれるの、という感じで、サウナに入る前からワクワクだ。

お風呂場の構造は、よくある大阪スタイル。ちょっと年季が入っている。右側の壁のカランを陣取ったら、コックを回してもシャワーが出ない。ヒェー、ハズレの席か、と思ったら、右の下にボタンがある。どうやら仕様変更したらしく、「ボタンを押している間だけお湯が出る」仕様になったらしい。

焦りつつも身体と髪を洗い、いざ入浴‼︎炭酸泉と書いてあるが結構熱い。41℃以上ありそうだ。入らない熱さではないが、ゆったり浸かりたい人はもう少しぬるい温度が好きだろうな。

小さいながら露天風呂があって、ここは水風呂の隣。動線としては非常に良い。更に、休憩用のベンチまで置いてある。痒いところに手が届く、というやつだ。

さて、いよいよサウナに入る。なんだかめちゃくちゃ広い。千林の神徳温泉に似た、横長ロングシート空間。コロナ禍、カープディスタンスでも8人くらいいけそうな広さ。街中銭湯では最上級の広さかもしれない。

ボナサウナなのだが、熱気が充分で、なんともいえない心地良さがある。そして、サウナから出てすぐ隣にある水風呂は、滝状態で常時流れてるし、氷は本当に投入されてるし…

とにかく凄い‼︎としか言えない。

しかし、5月中旬から更なるパワーアップ目指してリニューアル工事に入るとのこと、これは今後も目が離せそうにない。

ユートピア白玉温泉

大阪市城東区蒲生2-7-36

アクセス:京阪・JR「京橋」駅から徒歩約10分

営業時間 6:00-25:00

定休日 無し

サウナ 有り(激アツ)

水風呂 有り(滝あり!氷まで投入!)

シャンプー石鹸 備え付け無し(フロントで買える)