サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記214日目(嘘だ、フィクションだと思いたい)

朝、朦朧とした頭でテレビを見たら、映画の一幕のような画面だった。

よく分からないが、東大寺のお水取りのような暗闇に炎が見える。

なんだかよく分からない。

時間も無かったので、そのまま職場に向かい、そのシーンのことは暫く忘れていた。

思い出したのは、晩、久々にクアハウスに行った風呂上りだった。

置いてあった新聞の見出しと写真で、今朝の映像がフィクションでなかったことを悟る。

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フィクション、誤報であってほしい、という(無謀な)期待はかなわず、テレビも無情な火事の様子を映していた。

首里城が焼けてしまった。

今年の1月に、30年かけて行った修復工事が終わった矢先のことだったと。

琉球王国からのシンボル。

沖縄に暮らす人の心の中で大きな存在が、一瞬にして焼け落ちてしまった。

地元の方々の無念さ、哀しさ、悔しさは計り知れない。

でも、きっと必ずや時間がかかっても、いつか同じ姿を取り戻すだろう。

今はとにかく信じられないし、茫然としているが、首里城が再びみんなの前に現れることを願って止まない。