サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記981日目(熱波師の講習会に参加する)

行きつけの銭湯で、熱波師の講習会が開かれるらしい…と聞きつけ、行ってみることにした。

かなり前から予約して、人数枠に滑り込めた。申し込みは勢い、ノリでしてしまったが、申し込んだ後で冷静になったら、こんなコアなイベント、プロ(=本業)の人しか居ないのでは⁉︎と青くなった。

趣味の域も出ないペーペーが参加したら、レベル違いすぎてどやされるのではないか…当日なんとか着いていく為に、数日自宅でバスタオル振り回してにわか練習。

さて、いざ当日、会場に集まった受講者は総勢16人。女性は私含めて3人、あとは男性。年齢層は…平均30前半くらいだろうか…ただ、心配していた「プロばかり」は杞憂に終わった。

確かに、現役温浴施設ワーカーは多かったが、それ以外にも純粋なサウナファンもそれなりにいて、参加者それぞれが夢と希望を持って参加しているのが伝わって来た。

最初講義かと思いきや、いきなりトレーニングから入る。今回は基本中の基本、タオルを振るスイングの練習。

力を入れなくても、体幹、重量をうまく使うことで効率的に風は送れる。力はいらない、と脳内連呼しつつも、50分バスタオル(それも特注で結構重い)を降り続けるのはしんどい…

少しの休憩の後は座学・講義。大事なことはー…熱波師のやることは、パフォーマンスではなくて、サウナに入る究極の目的、「温まる」を如何に叶えるか。参加している入浴者の顔色、表情を見て、健康状態を確認するのも仕事のうち。当たり前だが水分補給は必須。冬でも条件が揃えばすぐ熱中症。熱波師が扇ぎ終わって喉乾いているようなら、赤信号。…等々、普段受け手、オーディエンスな時には考えも及ばなかった視点が語られる。いやー、勉強になるなぁー。

最後に、実際に「篝火」サウナで、バスタオル振っての試技を一人一人やっていく。

が、16人の受講者、一人一人やるとエラい時間だ…

そして、更に驚いたのは、井上師匠、最初っから最後まで1時間半以上、サウナに籠りっきりだった…

とにかくハッスル、大変、だけど、実り多い講習会であった。

やってもらうにしても、少し感じ方や見方が変わる、ありがたい半日。

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