サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

482 映画「メランコリック」を観る

U-NEXTに再入会したついでに、観たい映画をもう一つ見つけた。以前Amazonプライムビデオに入っていたが、見逃してしまったやつだ。邦画で、「メランコリック」というやつ。どうやらインディーズものらしい。確かに、有名な俳優は見当たらなかった。そして、そそるポスター写真。そう、この映画は銭湯が舞台なのだ。それだけで惹かれて観たい観たいと思っていたのだが…

 実は、スポーツクラブでクロストレーナーで運動しながらこの動画を見ていた。結論からいうと、ブラックなコメディだ。銭湯が好きな人は怖くてもう行けなくなるかもしれない(笑)。

 そして、銭湯がリアルだなあと思っていたら、セットではなくて、本物の銭湯を借りて撮影したらしい。そりゃリアルも何も、本物だもんなあ。(逆に、ストーリーの内容からして、よく貸してくれたなあとも思うが…)ただ残念なことに、映画公開時は絶賛営業中だったけれど、コロナ後に閉店されたそうだ。街中銭湯の宿命か。

 

 

…とここまで書いて気がついたが、今日は「フロの日」ではないか、ネタ的には最高だ。

479 この1ヶ月で観た映画

「落下の解剖学」を映画館で観て以来、アマプラとかで映画結構見たなあ。昔見たものを見返したりもした。

更に、キアヌ・リーヴスの昔の作品とか観たくなって、2年ぶりにU-Nextに再加入(ただし1ヶ月間無料)してしまった。

ちょっとした備忘録も兼ねて。

 

「イギリス」の「スパイ映画」といえば…の「007」を相当意識しているであろう本作。実際、映画の中では「最近のスパイ映画はシリアスすぎて」(=ダニエル・クレイグ主演作品を皮肉っている)といい、出てくる仕掛けはロジャー・ムーア時代張り。まあ、それが好きかどうかで評価は分かれそうだけれど、名脇役の「JB」もいい味出しているし、「007」ファンは見て損は無い。

ちなみに「JB」ってジェームズ・ボンドではなかったのね。ジェイソン・ボーンでもいいだろう。あるいはジェームス・ブラウンとか…

 

1作目の方が「端正なイギリスの正統派スパイ」というイメージだったので、ケンタッキーに行ってしまった時点で若干イメージが横振れしてしまう。

しかし、悪事を働く者の悪さ加減が凄くて、「ジョン・ウィック」張りにバタバタと人が死んでいくのが凄い。

第1作からの流れもあるので(続いて出てくる人が結構いる)、いきなりこれを観るよりは、第1作の「キングスマン」も観てから観た方が楽しめる。

 

第3作目は、時代が遡って20世紀の最初。

これは、全2作を観なくても単体で完結している。20世紀に世間を騒がせた世界の大物が次々と登場するところが世界史の勉強のようで面白い。

個人的にはラスプーチンとのコサックダンスのようなバトルシーンがツボ。

 

マトリックス」でも「ジョン・ウィック」でもないキアヌ・リーヴスってどんな役やってるんだろ、と思ったら、悪魔祓いだった。

やっていることはゴーストバスターズとあまり変わらないのだけれど、意外とテーマはキリスト教に深く食い込んでいるので、ちょっと理解するのが難しいかも。(まあ、キアヌ版ゴーストバスターズと思ってみればOK)

  • フェイクシティ ある男のルール ★×3.9

 

実はこの映画は遥か昔映画館で別の映画を観た時に予告編を見ていて、キアヌ・リーヴス主演ということにも気づかず忘れていた。ただ、気にはなっていて、「コンスタンティン」の次にキアヌ・リーヴスの映画何観ようかと思って探していた時にヒットしたのがこれだった。

平たく言えば警察ドラマなのだが、いやもう誰が悪者なんですか、というよく分からない汚職渦巻く警官社会。

ガンファイトとか、コンクリートの壁ぶっ壊すところとかが、「ジョン・ウィック」の序章っぽい。

 

女性ものでもスパイ映画は楽しいぞ!という真骨頂。

シャーリーズ姐さんがカッコ良すぎる。そして舞台がベルリンなので、あちこち知っている景色が出てくるのが面白い。

こちらも、え、誰が誰の味方で誰が敵なの、という見ているうちにだんだん分からなくなってきて、最後あーもうどうでもいいわ、とドタバタ乱闘を見てスカッとする、というオチ。

 

長らく観たかった作品。ずっと評判になっていたから、なのだが…

びっくりするくらい救いようのないストーリー。ハッピーエンドも救いも無い。

これでもまだ良くなった方らしいのだが。(当初はもっと悪いオチで作られていて、流石に主演のビョークがBプランを提示し、結局世に出たのは「まだマシなオチ」の方、らしい)

ビョーク演じる主人公のセルマはチェコからの移民で、かつ目が悪く、近い将来失明する、という設定。しかも遺伝の病気なので、息子も同じ運命を背負っていて、失明を避けるために手術をさせるべく、昼夜働いて手術資金を貯めているのだが…不幸には不幸が重なるもので…

実はこれミュージカル映画という範疇になっていて、突然役者の皆さんが踊り出すし歌い出すし。設定では、主人公セルマはミュージカルが大好きで、自分も仕事の合間に劇団に入っている。仕事の辛さを紛らわすために妄想しているシーンがミュージカルになっている、という仕立て。

相当ストーリーが鬱なので、気分が沈んでいる時には絶対に観られない。

  • エグザム ★×4.1

 

エグザム(字幕版)

エグザム(字幕版)

  • ルーク・マブリー
Amazon

登場人物極少、セットも部屋の中だけ、というミニマムな心理劇。「12人の怒れる男」みたいな感じで、就職試験のファイナリストになったメンバーが、1室にぶっ込まれ、「最後の質問」は何か?と考える。制限時間は80分。

極限になるとどうしてそこまで暴走するかねえ…と見ていて怖くもなるのだが、死人まで出る騒ぎになるのは流石にやりすぎではなかろうか…

 

言わずと知れたキアヌ・リーヴス出世作

昔々劇場で見たはずなのだが、ストーリーを全く覚えていなかった。

 

 

478 ジムのロッカーを借りることにする

 最近は週に5回はジムに行く。所属しているスポーツジムは、「週1」「週2」「それ以上通い放題」というカテゴリーになっていて、本当は「週3」というのがあればいいのに、「週3だったらいくら通っても同一料金」で高くなる。じゃあ、使いまくらなければ損じゃないか、という「ちっちゃい」根性が発揮されるわけで…

 幸い、自宅が徒歩圏なのと、今のところの仕事の状況がマッチしているので、終業後に通うことはそんなに煩わしくはない。週に1回は風呂だけ、ということもあるが、とりあえず月20回の利用を目指してガンガン通い詰めている。

ただ、仕事帰りに行くとなると、当然、職場までジム道具を担いで行く必要があるわけで…それを解消するためにロッカーを借りる、という手があるのだが、この1年は頑張って固辞していた。しかし、荷物が多い時や、朝気分が乗らなかったときに道具を持たずに家を出てしまえば、帰りに「ちょっと風呂だけ…」という気分になったとしても風呂道具を取りに行くのも億劫だ。

いろいろと頭の中で「あーでもないこーでもない」と皮算用をした挙句、暫くロッカーを借りてみることにした。そうすればジムに「行かない」という理由が減ると思ったからだ。それに、もう一つの理由は、「ちょうどよい場所のロッカーが貸し出し対象になっていたから」というのもある。場所が絶妙に良かったので、明日になったらもう別の人が申し込んでいるかもしれない。そういうわけで、「貸し出し中」のタグを空きロッカーから引っぺがし、カウンターに向かった。

全然気づいていなかったのだが、今キャンペーン中で、4月分まで利用料無料になっていたことを申込の際に係のスタッフから知らされた。「5月末まではやめないでください」と言われたが、それって来年じゃないですよね、と突っ込みたくなった。ロッカーは月1,980円なので、20日通えば1日あたり100円換算だ。健康や生活の維持向上にいくらまでなら支出できるか。浪費じゃなくて投資になるように、これからも通わなくては。

スポーツクラブには「風呂(だけ)会員」というのも存在する(しかも本家公認!)

477 ジョージアについて知る

 ジョージアと言われたら普通の人は何を思い浮かべるだろうか。缶コーヒーだろうか。その次はアメリカの州?まあ、間違ってはいない。ちょっと地理に詳しい人などであれば、「ああ、昔のグルジアね」という反応が返ってきそうだ。そう、その「昔のグルジア」についてちょっと語りたい。鋸挽きレッスンの先生がジョージア(旧グルジア)の出身で、それ以来ちょっとしたご縁を感じている。小さな国ではあるが、とてもユニークな歴史と文化を持つ。有史以来、交易の要路で、いろんな地域の人が行き交っていたことも影響しているようで、日本に負けず劣らずの「おもてなしの国」らしい。割と知られている文化といえば、隣国アルメニアと同じくらい旧い歴史を持つキリスト教国(東方正教系)であったり、丸っこい可愛らしい形のグルジア文字-日本ではもはや「顔文字のパーツ」としての方がなじみが深いかもしれない-そして酒飲みの人ならばジョージアワイン。最近では、定食屋の「松屋」が期間限定メニューとしてやっていた「シュクメルリ」はジョージア料理だ。

 コロナ前からジョージアに行ってみたいなあと思いつつ、気が付いたらコロナで海外渡航の道は閉ざされ、落ち着いた今も昔ほどは飛行機が就航していない+値上がり+円安で、気軽に出かけようという気分ではなくなってしまった。けれど、首都トビリシをはじめ、「北海道よりちょっと小さいくらい」の面積にきわめてダイナミックな景色がよりどりみどりらしい。「いつかは」行ってみたいものだ。

 まずは頭の中で予習をしておこう、と思っていたら、ちょうど今、ジョージアに関する本が次々出版されている。うち2冊はSNS界隈でも有名なティムラズ・レジャバ大使のものだ。巷の日本人より日本語の達人であり、日本の心を汲むことに長けている大使のおかげで、ジョージア知名度はどんどん向上しているに違いない。少しでも興味を持ってくれた人がいたら、こんな本を紹介しておきたい。

 

 

 

 

 

476 ジョージアワイン目当てに

 今月は演奏会に行く機会が多い。17日に続いて、今日もコンサートに。鋸挽きの師匠の演奏会で、曲目も普段聴かないものなので、二つ返事で「行きます行きまーす」とチケットを買った。終演後にワインまで出してくれるというので、一つのイベントみたいなものだ。

 コンサートは先生の「お友達」ヴァイオリニストとの共演で、ピアニストとの演奏、3人でのトリオ、あるいは無伴奏、と、バラエティ豊かな選曲。

 こちらはレッスンの生徒さんの来場も多く、ハッピョー会で見かけた顔もちらほら。

あまりにも来場者が多くて、終演後のレセプションもぎゅうぎゅうな状態だったので、ワイン1杯いただいたら早々に退散。

 

473 弦楽三重奏のコンサートに行く

 相棒が楽しみにしていた弦楽三重奏のコンサートに出かけた。いつも思うのだが、クラシックのコンサートの観客は平均年齢が高い。今回もパッと見て60は明らかに超えている感じ。いろんな理由があるだろうけれど、根本としてはクラシックってやはり「とっつきにくい、お高い」のだろうか。

 前日の晩の睡眠状況があまりよくなかったので、コンサートの最中も結構眠かったのだが、演奏は素晴らしかった。