サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:清水湯(大阪市中央区)

大阪市内のニュウヨーク出張は、どっちかというと住宅街の奥深くにある、「知る人ぞ知る」ところばかり今まで回っていた。

しかし、今回は敢えて「今までとは違う路線」のニュウヨーク出張を敢行。

なんと、心斎橋のど真ん中にワンコインで入れる銭湯があるのを皆さんご存知だろうか。

それも、OPAのすぐ南側。たしかに以前OPAの前を通った時に、石柱が立ってて気になっていた記憶がある。

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人一人がやっと通れるよう細い路地があるのだ。「この先●メートル」は詐称に非ず。

敢えてOPAの横道を抜けて行くのが面白い。

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さて、正面に辿り着く。恐らくあんな石柱が立っているくらいだから、かなり大昔からあるのだろうけれど、今は立派なビル型銭湯だ。ちなみに1階玄関の横はコンビニなので、石鹸やシャンプー、タオル類や女性の場合は化粧品などの調達が可能。

(石鹸シャンプーは恐らく2階のフロントでも買えるだろう。)

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自動ドアが開くと、いきなりエスカレーターがお出迎えである。

エスカレーターに乗って上がっていった2階が風呂屋の入口、フロントになっている。

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フロントで右が男性、左が女性に分かれている。

ちなみに脱衣所が2階(フロントと同じ階)、お風呂はその上の階の3階だ。

ここは今までにない特徴がいくつかあった。

まず、ロッカーが縦長で、ハンガーもあったので、洋服を掛けておける事。

畳まなくていい、とか、スーツやジャケットなど仕事帰りの人にはありがたいと思う。

更に、ロッカーの鍵には長い紐が付いている。これは紛失防止や盗難対策のために「首から提げておけ」ということになっている。

そして、240円の追加料金を払うと「サウナ」と「ラドン温泉」に入ることができる。

この240円払ったという証に別の札(赤札だったかな)を渡されるのだが、それをロッカーの鍵の長い紐のところに通して掛けておいてちょうだい、とフロアの方が親切に指導してくれた。

 

裸になってニュウヨーク出張キットを備え、螺旋階段かエレベーターに乗ると、そこが風呂場になっている。

私は最近階段利用派なので無意識に螺旋階段を登っていたが、結構ぐるぐる回るので、エレベーターを使うのは悪くないチョイスだ。しかも、裸でエレベーターに乗る、という、ちょっと非日常な体験ができる(笑)。

 

私はサウナーではなかったので正直サウナには興味が無かったが、ラドン温泉が好きなので240円払ってみた。せっかくなのでサウナも入ってみたが、改装されて間もないようで、檜の香りがとても心地良い。こりゃサウナーさん居着くだろうなあ、という快適さである。

 

基本、カランの数もとても多いし、浴槽もとても広い。

普通の浴槽のほか、電気(3人くらい同時に入れる)、ジェット、泡風呂、水風呂と種類も多く、どれもが広めなので、むしろスーパー銭湯並みのサービスだ。

サウナ、ラドン温泉、そして通常の浴場とどこにもテレビが付いているので、「お湯に浸かっている間退屈だ」ということも無さそうだ。

 

営業時間も大変長く、早朝から晩遅くまでやっている。(6:00−24:00)

ミナミ近辺に用事があったら、ふらっと立ち寄りたい銭湯であることは間違いない。

 

清水湯

大阪市中央区西心斎橋1ー4ー16

営業時間:6:00−24:00

定休日:日曜日

HP:===みんなのお風呂===清水湯===

ニュウヨーク出張:昌の湯(大阪市城東区)

ニュウヨーカーになって久しいが、今はまだ「ひたすら数をこなす」のに夢中になっている部分もあり…

「レトロでなければ」とか、そういう頑ななこだわりで回っているわけではない。

ただ、レトロ銭湯は恐らく地元のシニア層が顧客の大半で、彼らが来なくなれば、あるいは店主自身の高齢化、病気、あるいは縁起でもないが死亡に伴う閉店もよくある話。

なので、今のうちにレトロな銭湯は行っておくに限る。

今回訪問したのは、大阪市城東区にある「昌の湯」。

城東区、とは字の如く、大阪城の東側だ。

地下鉄中央線の緑橋、という駅を降りるとちょっとだけ賑やかな交差点になっている。

スーパーや飲食店が並んでいる。

交差点を北上し、ほんの少し東側に入った住宅街の中に「昌の湯」はある。

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外観はこんな感じ。

ビックリしたのは料金の安さ。

確か320円?

お釣り貰いすぎじゃないか、番台のおばちゃん大丈夫かと思ったくらいだ。

「ウチは古いし、何にもないから」というのが理由らしいが…。

内装も、本当に昔のまま。

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体重計がアナログなところはそれなりにあるけれど、これってエアコン?動くの?

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面白いのは、浴場の一番奥に並んだカランのところは、タイルが積み上がってタイルが腰掛けになっている。

浴槽はトラディショナルな大阪スタイルで、でかいのが真ん中にドンとあって、真ん中で仕切られている。浅めのと深め、以上!である。

電気風呂も水風呂も無い。

いうならば、ここも銭湯の原型だ。

99%お客さんは地元の人だろう。

のんびり体を洗いながら語り場になっているお風呂屋さん。

ビジターの私はありがたくその場を借りさせていただいた。

そういえば、訪問したのは月曜日。前日日曜日が定休日だったからか、一日遅れの菖蒲湯になっていた。

2日連続で菖蒲湯に浸かれるとは、ちょっと得した気分になった。

 

昌の湯

大阪市城東区東中浜2-5-6

営業時間:15:30−21:00

定休日:水曜日・日曜日

サウナ:無し

水風呂:無し

水桶:有り

ドライヤー:おかま式が1台(20円)

備考:

桶はケロリンだが数が少ないので持参がベター(殆どの人が持参してるぽい)

カランから出てくる「お湯」は超熱いので注意!

 

なお、すぐそば(本当に歩いて1〜2分のところ)にも別の銭湯があったが、台風21号の影響とかで廃業しちゃった模様。

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嗚呼、残念。

サバイバル日記35日目(読めないくせに本を買う、積ん読状態加速)

サバ生活に入ってからーというよりも、今の方が辛いかもしれない。

活字や動画、デジタルガジェットを見るのがしんどいのだ。

集中もできない。

それでも好きなので本屋には行く。

面白そうな本を見つけるとカゴに入れてレジに行ってお買い上げ。

でも、家に帰って数ページ見るだけで「もうダメ…」となる。

 

速読じゃなくてもいいから、時間がかかってもいいから、途中で投げ出さずに1冊通読したい。

私を待っている本はどんどん増えていっている。

 

昔、雑誌「CREA」だったかな、連載していた漫画にエッセイを追加したもの。

だから、軽く読めるかと思ったら、エッセイを読むのに意外に気力が必要で…

まだ半分くらいしか読めていない。

でも、彼女のグローバルな生き方や視点は明らかに親譲りなんだろうな。

この破天荒な親娘(特に母リョウコさん)は、ヴィオリストとしてもとっても興味が湧く。

 

 

昨年亡くなった樹木希林のインタビューとか、発言を集めたもの。

亡くなる前とかでもテレビで見たときに「へーっ」と唸らせてくれるひと言が多かったので、これを機に買ってみた。

早く読みたいが、なかなか進まない。

 

 

京大変人講座: 常識を飛び越えると、何かが見えてくる (単行本)

京大変人講座: 常識を飛び越えると、何かが見えてくる (単行本)

 

ジュンク堂の棚に置いてあるのを発見。

確かに京大生は「変人」が多いが、それは褒め言葉だって。至極同感、賛同する。

変人じゃなければ、現状を変えられない。ブレイクスルーできないのだ。

私の母校も(今はどうか分からないが)少なくとも自分が居た時はマイノリティ、変人は割と多かった。だからこそ居心地が良かった、というのもある。

現状打破するためには常識を疑え。普通でいることに拘るな。

それを解く本であることには間違いない。

枕の横に置いているけれど、いつになったらページを開けるかな。

 

サバイバル日記34日目(ふやけてもふやけても、風呂)

昨夜、無事東京から帰還した。

お土産…は殆どなく、一緒に帰宅したのは大量の洗濯物。

今回は天気の変化がはげしく、コート、長袖、Tシャツ、とあらゆる温度に対応できる洋服を持たざるを得なかった。

もちろん東京それも銀座が拠点だから、「困ったら買えばいい」という気持ちもあったけれど、結局買ったのは靴下とパンツ1枚だけだった。

持っていった洋服、更に出発前の洗い残していた洋服類を次々洗濯機に放り込む。

朝から洗濯しまくりの1日となった。週末でベットカバーとかも洗いたかったので、5回くらい洗濯機を回していた。コインランドリー並のハードユースだ。

 

洗い上がりまでのアイドルタイムに、この日記東京編2日分(初日と2日目)を書いたら、例によって頭が焦げ付いてきた。嗚呼、やはり脳を使う仕事には順応できていないんだなぁ。東京に行っている間はどっちかというとデジタルデトックスをしていたからなぁ…

疲れを溜めないように、2時間ほど昼寝して脳を休ませる。

 

夕方、あらかたの家事を済ませた後、無性に風呂に行きたくなった。

昨日まであれほど銭湯づくしだったにも関わらず、だ。

チョイスはいくつかあったが、結果として相棒の提案により、自宅近くの銭湯に行くことになった。

そこは、私が今の地に住み始めた当初に2回くらい行ったことがあったが、客層にどうしても馴染めなくて「もう行くことはないだろう」と内心決めていた風呂屋でもある。

しかし、15年以上の時を経て、雰囲気はだいぶ変わっていた。

15年も経てば世代交代とかもあるし、訪問の時間帯の問題もあるのかもしれない。

相棒は「サウナ料金も安かったし、風呂場も広かったし、よかったよ」とまんざらでもなかった様子。

まあ、たまーには、訪れるのも悪くないだろう。

 

そういう訳で、今日もマイ桶担いで「ニュウヨーク出張」してしまった。

サバイバル日記33日目(4日で12湯、そして帰還)

 

 

いよいよ東京最終日。ニュウヨーク記録を増やすためには朝湯に行かねばならない。

というわけで、朝湯やっている銭湯を探し、千駄木の「ふくの湯」さんにお邪魔。

いきなり入口が階段だけど、昇降機が付いているという足腰悪い方にも配慮された構造。

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中はトラディショナルな雰囲気を遺しつつ、スタイリッシュな内装になっていた。

入口入ってすぐ、真ん中に八角形のカランが独特。

 

お昼は、東京に来たら絶対に食べたいと決めていた鰻のために、目黒に向かう。

目黒のサンマではなく、目黒の鰻だ。

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普段の生活や仕事のエリアとは全く関係の無い目黒不動前に位置する「にしむら」。

つまり、鰻を食べるためだけに行くのだが、1階の鰻焼いている雰囲気とか、全てが気に入っている。

持ち帰りもできるが、イートインした方が断然美味しいよね、というわけで開店の11時を目指して並ぶ。

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キター‼︎ ちなみにこれで中サイズ。今の私にはこれで充分。

特上を頼むと、このサイズの鰻がダブルで乗る。

白焼×蒲焼のミックスなんか頼んだら最高だ。

 

せっかくなので、ちょっとだけ目黒不動に立ち寄って中を見学。

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その後、不動前から地下鉄を乗り継いで、旧国立公衆衛生院の建物を見に行く。

相棒からの提案。

確かに御立派…(今は機能は埼玉の和光に移転してしまい、建物は博物館や港区の公共スペースになっているみたいだ。なんと贅沢あるいは勿体ない使い方だろう…。)

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そこから本当は青山の清水湯に行く予定だったのだが、これも下調べ不足で定休日だということが発覚。仕方ない…他を当たらねば…。

昼一から入れそうなところ、ということでアタリを付けると、稲荷町の寿湯が開いていそう。

地下鉄で移動すると、店の前は「アベンジャー」一色だった。

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ちなみに店の中もアベンジャーでジャックされていた。

壁のペンキ画も、桶も、薬湯もアベンジャー絡み。好きな人はたまらんだろう。

そういうわけで、東京銭湯巡りは4日間、合計12湯で幕を降ろした。

 

これまでも年に3回くらいは出張や観光で東京に行っていて、泊まるホテルもいつも銀座の同じところだった。

けれど、今回のように「街中の銭湯」にひたすら向かう、という旅は、今まで見たことの無い普通の生活の匂いのある道中を歩く。新たな発見がたくさんあって本当に面白かった。

次に東京に来る時も、仕事や観光に絡めて新たな銭湯に行ってみよう。(あるいは、今回行って気に入ったところにリピートをかけてみよう)

 

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お腹が減ったので、飛行機に乗る前にシウマイ弁当を食す。

崎陽軒は横浜本拠だけど、そんなの関係ねー。元横浜市民としてはシウマイ弁当ソウルフードだ。

しかも、この紐かけ弁当は横浜工場で作られている証だ。

今だけ限定パッケージになっているなぁ。

ちなみに、この弁当の中身、見事なまでに発売当初から変わっていないそうだ。

私が子供の頃、記憶の一番古い時は450円だったと思う。それが500円になり、550円になり、…今は830円。

それでも、数ある弁当の中でこの黄色い包みを見つけたら迷わず買ってしまう。

 

お腹も心も満たされたので、飛行機に搭乗した瞬間爆睡。伊丹空港に着陸し、ドスンという着陸感で目が覚める。

「おウチに帰るまでが遠足」なので、若干疲れた身体ながらカート引きずり、阪急電車に乗って無事帰宅。

また行くぞ!東京風呂巡り。

 

 

 

 

 

 

 

ニュウヨーク出張東京編12:寿湯(台東区・稲荷町)

ニュウヨーク出張のトリを飾るのは、再び下町・浅草に近い田原町にある「寿湯」。

店頭にはかわいらしい看板が。

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表はアベンジャーに完全ジャックされておりました。

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なんと、暖簾もアベンジャーでございました。。。

芸コマやなぁ…

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広くはないけれど、ロビーあり。ロビーの中もアベンジャー一色。

この徹底っぷりが凄い。

 

なお、浴場は至ってトラディショナルな東京スタイル

ガラス戸を開けるとすぐにカランが縦並び。

そして、壁画がどーん。

もちろん、壁画もアベンジャーでございました。

(多分今は変わっているだろう)

街の銭湯だけど、露天風呂があって、露天風呂もアベンジャーにジャックされ、この日はちょっと気持ち悪め(失礼!)の青いお湯になっていた。

ここで、娘さんが神戸にいてつい昨日まで有馬温泉に行っていた、というマダムと風呂中談義が盛り上がり、ついつい長湯してしまう羽目に。

慌てて水風呂をひと被りして、湯巡りを締める。

 

なお、ここは前に訪問した「萩の湯」@鶯谷さんとオーナーがご兄弟だとか。

道理で、「萩の湯」で見かけた手作り新聞が、ここ寿湯にも貼られていた。

トラディショナルとアベンジャー(あるいは現代的商業路線)の不思議なカップリング、でも、意外に悪くない、というチョー実験的景色を拝んで、ニュウヨーク出張東京編は無事終了。

 

寿湯

東京都台東区東上野5-4-17

アクセス 東京メトロ銀座線「稲荷町」駅から徒歩約2分

営業時間 11:00−25:30

定休日:第3木曜日

 シャンプー・石鹸:備え付け有り

ドライヤー:無料

化粧水のサービスもあり

なんと、携帯の充電もさせてもらえるらしい(太っ腹‼︎)

HP:http://www7.plala.or.jp/iiyudana/

 

 

 

 

ニュウヨーク出張東京編11:ふくの湯(千駄木)

お江戸の湯巡りは続く。

朝湯をできるところを探すべく、ネットで探し当てたのがここ。

「ふくの湯」さん@千駄木

 

お湯のためなら何処へでも行くぞ、というわけで、メトロ24時間券を駆使して千駄木へ。

周辺は昔ながらの住宅街がちらほら。

本当に、何度も東京にいっているけれど、銭湯巡りをしてからは見える街並みが大きく変わった。

本当に「昔ながらの住宅街」や「商店街」を抜けていくと、その先に銭湯があるのだ。

 

今回は、割と便利な通沿い、だけど駅からは5分以上歩いた記憶が。

 

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何と表現したらよいのだろう、爽やか(⁈)な外観。

二階建ての2階部分がお風呂になっている。フロントも2階だが、バリアフリー対応として、左側に椅子リフトが付いていた。

足腰に不安がある方も一安心。

 

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中の様子は写真が撮れないので、こちらのイラストでご覧いただければ。

広くはないけれど、リニューアルされて綺麗に昔の雰囲気は残しつつも、スタイリッシュな和風になっている。

女湯は、入ってすぐの真ん中に六角形のカランが設置されているのがユニーク。

お湯は熱めで、端っこに泡風呂も設置。

更に、若干ぬるめのつぼ湯も有り。

更に、水風呂は無いけれど立ちシャワーがあるので、そこで水を浴びれば交代浴代わり。

 

朝湯の後は、近所のお散歩が楽しいゾーン。

ぜひ休日ののんびりプランに組み込んで欲しい銭湯。

 

  ふくの湯

東京都文京区千駄木5−41−5

営業時間  11:00−24:00 ※土日祝は8:00−24:00

定休日 無し

石鹸・シャンプー 備え付け有り

サウナ:無し

水風呂:無し

HP:http://www.sentou-bunkyo.com/pg65.html