年末から細々と続いていた、父親亡き後の諸々の作業。今回は比較的すぐにやるべきことの総括ということで、実家に向かう。
GW初日になるのだろうか、だから空港も機内もごった返しているかと思いきやそれほどでもなく。まあ、土曜日の9時のフライト、それも東京行きだから…それでもディスカウント料金では座席が取れなかったので、そこそこの混雑ではあるのだろう。
それでも運よく定時出発、そして予想よりも早く接岸してもらえたおかげで、リムジンバスに乗れ、実家の最寄り駅にはスムーズに到着した。駅には妹がマイカーで迎えに来てくれたので、これまたバスに乗って移動の手間が省けた。ありがたい。
さて、実家について本来は晩にやろうと思っていた「相続会議」を昼ごはん食べたらすぐに始められたので、夕方5時過ぎにはほぼ片が付いた。今回の3日間滞在中にやらなければいけないことは、父親名義の各金融機関の払戻や名義変更に関する書類に署名と実印の押印。あと、実家の不動産の名義をいざというときに備えて父親名義から妹名義に変更することにしたので、遺産分割協議書の作成。
あらかじめ製本して、書くべきところに付箋をつけておいたので、ひたすら3通(母と、我々姉妹2人で合計3通になる)の協議書に次々とハンコを押していく。ハンコを押し終わったところで、登記の際に必要になるからいろんな書類のコピーを取りに最寄りのコンビニに向かった。昔に比べてコンビニのコピー機はかなり性能が良くなっている(古いマシンを見かけなくなった)けれど、職場に置いてあるやつだったらソーターがついていたり両面コピーができて便利なんだけどな…と、欲を出せばキリがない。
何はともあれ、人が集まらないとできない諸々の書類作成が一気に終わったので、あとは役所や銀行に印鑑証明とセットでぶん投げて果報は寝て待つ、というところまで来た。相続税支払いの準備の方は妹がほぼ全て整えてくれた。私はお金絡みの仕事は本当に苦手なので、こういう時に分業ができるのはありがたい。
むしろ、「予定議題」はすべてクリアしたので、「懇談議事」まで突き進んだが、その中で正直実家は段差もあるし、腕が上がらなくなった母親が2階で生活するのは無理があるから1階を居住空間に変えたら…と薄々妹とはLINEでやりとりしていたが、そうすると1階の唯一の間である和室がプライベート空間になってしまって、文字通り「人を呼べる」スペースが何処にも無くなる…けど、もう誰も来るわけではないので、もういいじゃないか、となって、妹はどっちかというと引越しにネガティブではなかったけれど、意外にも母親が動くことにマイナスな反応(ま、「面倒」っていうのが先に立つのかな)なので、住み替えという路線は無くなり、今の家でできるだけ安全安心に住むための工夫をしていくことになった。
「快適な居住のためのリフォーム案」で、突如「サンルームをつけたい」という案が母親から飛び出し、確かに隣家にも付いているので、それを見て「いいなあ」となったのだろうか。実家はそんな積雪地域ではないのだが、まあサンルームがあれば天気を問わずに物干しができるのは大きい。
そもそも工事ができるのか、工期や相場観について、ホームセンターならカタログやら見積もりの相談に乗ってくれるだろう、と明日早速出かけてみることにした。