サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

477 ジョージアについて知る

 ジョージアと言われたら普通の人は何を思い浮かべるだろうか。缶コーヒーだろうか。その次はアメリカの州?まあ、間違ってはいない。ちょっと地理に詳しい人などであれば、「ああ、昔のグルジアね」という反応が返ってきそうだ。そう、その「昔のグルジア」についてちょっと語りたい。鋸挽きレッスンの先生がジョージア(旧グルジア)の出身で、それ以来ちょっとしたご縁を感じている。小さな国ではあるが、とてもユニークな歴史と文化を持つ。有史以来、交易の要路で、いろんな地域の人が行き交っていたことも影響しているようで、日本に負けず劣らずの「おもてなしの国」らしい。割と知られている文化といえば、隣国アルメニアと同じくらい旧い歴史を持つキリスト教国(東方正教系)であったり、丸っこい可愛らしい形のグルジア文字-日本ではもはや「顔文字のパーツ」としての方がなじみが深いかもしれない-そして酒飲みの人ならばジョージアワイン。最近では、定食屋の「松屋」が期間限定メニューとしてやっていた「シュクメルリ」はジョージア料理だ。

 コロナ前からジョージアに行ってみたいなあと思いつつ、気が付いたらコロナで海外渡航の道は閉ざされ、落ち着いた今も昔ほどは飛行機が就航していない+値上がり+円安で、気軽に出かけようという気分ではなくなってしまった。けれど、首都トビリシをはじめ、「北海道よりちょっと小さいくらい」の面積にきわめてダイナミックな景色がよりどりみどりらしい。「いつかは」行ってみたいものだ。

 まずは頭の中で予習をしておこう、と思っていたら、ちょうど今、ジョージアに関する本が次々出版されている。うち2冊はSNS界隈でも有名なティムラズ・レジャバ大使のものだ。巷の日本人より日本語の達人であり、日本の心を汲むことに長けている大使のおかげで、ジョージア知名度はどんどん向上しているに違いない。少しでも興味を持ってくれた人がいたら、こんな本を紹介しておきたい。