サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 73日目 2月の祝日について思うこと

 2月11日。今日は「建国記念の日」という祝日、らしい。少なくとも、1945年以降に生まれ育った人間にとっては、「建国記念」といわれてもさっぱりピンとこない。紀元節、って、「神国ニッポン」時代の名残りだろ、戦争に負けて現人神だった天皇人間宣言したじゃないか。これは少なくとも1945年以降の日本の在り方にはそぐわない気がしてならない。

 直接は関係ないけれど、ただでさえ2月は28日と他の月に比べて日が少ない。今年は11日が土曜日だから土日が休みの仕事だとあまり影響はないけれど、これが平日にあると、それだけで稼働日が減る。令和になってからは天皇誕生日が2月23日で、更に赤い日が増えた。よりにもよって2月に。業界的に、1月以降4月まではとにかく忙しいので、1日でも減ってほしくないのに、よりにもよって2月に祝日が2日。もう、笑うしかない。

 そういえば、2月23日の天皇誕生日もどうかなあ、と思う。いろいろとゴシップに追い回されている感満載の皇室宮家だけれど、私は個人的には「潰してしまえ」というほど天皇制に反対するわけではない。(昔は要らないんじゃないの、と思うところもあったけれど、逆に安倍政権時代の現上皇様の存在感で考えをちょっと改めた)

まあ、いろんな意味で皇室は「日本の国民の象徴」だ。今の天皇陛下も皇后さまもクレバーな人だし、皇太子時代から兄弟親族の醜聞も含めていろんな軋轢があったことはマスコミ報道で漏れ聞いている。彼らだってロボットじゃない、神様じゃない、人間なのだから、人間らしい暮らしをしてもらいたい。

だけど、素朴な疑問として、「大日本帝国」を脱して70余年経つ今でもなお、なぜ天皇の誕生日だけ祝わないといけないんだろう。しかもみんなで日の丸を振って、半ば熱狂しているように見える光景はなんだか戦前戦中にタイムスリップしたみたいで、ちょっと気持ち悪い。ある方面の人が悪く言う「近くて遠い」お隣の国と大差ないように感じてしまうのは気のせいか。この天皇誕生日、というのも、1945年(以前)から時代が止まっているからじゃないか、と感じる。

 いわゆる「保守」といわれる層の人たちがこれを読んだらカッカするのかもしれない、けれど、「大日本帝国」が1945年の敗戦を経て「神国ニッポン」から脱したのであれば、建国記念の日天皇誕生日を漫然と置いておく方が「宜しくない」気がする。