日がどんどん短くなってきた。夕方5時はまだ明るいけれど6時には真っ暗になっている。急に寒くなって、寝る時の布団も2枚掛け仕様に。
冬が近づいていることを肌身で感じると同時に、頭の中が苦しくなる。何故だろう。
確かに寒い暗い季節は嫌いだけれど、それが理由ではなさそうだ。
思えば1年前のこの時期は、下り坂を転げ落ちそうになるのを必死で踏ん張っていた…いや、本当に踏ん張っていたのだろうか。夏頃から、「どうやったらこの泥沼から抜け出せるか」「早く楽になりたい」という葛藤がひたすら続いていた気がする。
そして、今またその苦境と同じ時節が巡ってきた。
職場も変わり、周りに居る人も当然去年とは違っている。
環境要因ならば、何も気にすることはない筈なのだが、寒風が私の周りを吹き抜けていく度に、嗚呼また(去年のように)ベルトコンベアの上で倒れてそのままズズズーっと転がり落ちるような痛々しい思いをするのではないか、という不安に苛まされる。
漠然として掴みどころがないものが「不安」、具体的な対象が分かっている場合は「恐怖」になるらしいのだけど。