サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記306日目(車中で出遭った珍しい方)

約1ヶ月ぶりに笛道場に行く為に、阪急に乗った。時間は微妙に違えど、レッスンの時間は固定だから、早晩のだいたい同じくらいの時間帯の電車に乗る。そんな状況下で、普段はお目にかかる機会に恵まれなかった方に遭遇。

途中駅から乗車されたようなのだが、壮年のおじさん。

片手にはコンビニ袋、中には缶チューハイだかビール、とにかく酒類が入っている模様。それも飲みさしだか飲み終わりか。つまり、「アルコール入り」の状態でご乗車。

そして、乗ってくるなり誰に向かってでもなく喋り続けている。喋る、というよりは演説か?練習か?行動がとっぴなので、凝視なんてできない。読みかけの「1984」に目を落としつつ、でも、言動が気になってしまう。

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そういえば服装もなんだかだ。応援団の学ランにも見えなくないような色のコート?ーを着ているが、腕、肘の周りに「U翼」の腕章が。しかも、その「右●」、刺繍とかじゃなくて、手書き、まるでゲバ文字とでもいうのか、闘争の現場ですか的な風情が漂う。

オッサンは、酔っているのかいないのか、「…悪い政治家を追い出すんだよ!…」とか、「世の中はナントカカントカで…」とつらつら喋り続ける。普段街頭でもこんな感じでアジ演説でもしているのだろうか。

いったいどうなることやら、と思っていたら、オッサンは私と同じ駅で降りた。

絡まれたくないなぁ、と、まるで探偵のように、私は気配を消し、少し間隔を空けてオッサンの後ろに続く。

後ろを歩くことになって再度驚いたのが、オッサンのコートの背中には菊の御紋が。

あれあれ、真の愛国ナントカとか、右の方だったら、軽々しく御紋を使って、身に付けちゃって良いのかしら…かの方達の価値観からすれば「不敬罪」にはならないのかしらん?

まあ、しかしながら、「もう一度お会いしたいか」と訊ねられれば即決で「今回限りで」と言い切る自信があるので、今回見た感じた謎はこのまま封印しよう。