サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記714日目(それからのドン)

先日来、夢中になっていた「静かなるドン」全108巻を読破した。連載24年に渡る大作だったので、読み終わった後はそれなりの喪失感が…というわけで、もう一度最初から読み返しつつある(爆)どんだけ好きやねん…

 

さて、以下はネタバレも多いので、漫画読みたいから黙ってろ、という方は此処でさいならしていただくとして…

 

良かったなぁ、と思うところは、

・プリティ(ドンが昼間勤めている会社)は倒産とかに遭わず最後まで存続する

・秋野さん(ドンの憧れの人→彼女)は最後まで生きながらえる

・当然、ドンも死なずに生き残る

鳴戸さんが「復活」し、龍宝と再びつるむ

辺りですかね。

 

逆に、どうにも解せないマイナスポイントは、

・「世界」を相手にすると、どうも話が膨らみ過ぎて設定が雑になり気味。特に100巻以降はアカン。

・秋野さんの「力」が強くなりすぎ。特に80巻以降。

・最終展開は本当にあっちにこっちに舞台が変わり過ぎて、その割にストーリーテリングがついていっていない。

 

しかし、24年もドンを中心に、よく物語を引っ張っていったなぁ、それは本当に凄い。

長寿漫画は、他に変え難い魅力があって、ファンが惚れ込むゆえに、ますます展開に磨きがかかってくるのでしょうな。

 

で、漫画「静かなるドン」は完結した訳だけど、そんなに小気味の良いエンディングではない。特に秋野さんとの関係に関しては。

ひょっとして…作者は何処かで続編を描こうと目論んでいたのだろうか。

そうでなかったとしても、多くのファンが、勝手に「それからのドン」を描いている筈だ。

個人的には、

龍宝が鳴戸帳を読んだと親分に告白→シンガポールのカジノに行くついでに鳴戸さんが秋野さん(この時点では別名を名乗っている)に立ち寄り、「今の選択は正しくない」と告げる→帰国して一緒にランジェリーメーカーを立ち上げる、

とかが良いなぁ。

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近藤静也記念館はどうなるのかなぁ