あまりよく眠れていなかったようだ。
うつらうつらして、明るくなったので起き上がると、7時前。
なんだか身体が重だるい。良くない予兆とその時は気付かず…ひとまず朝食。牛乳消費のためにフレンチトーストを作って食べる。が、あまりお腹に入らない。
更に、コーヒーを入れてカフェオレにした。飲み終わってから、徐々に撤収作業を始める。
椅子に座りながらでもできるイスやテーブルの折り畳み、食器の片付けなど。
食器やバーナー、焚き火台などお道具系は、コンテナにひとまとめにしていて、すぐ上の駐車場まで階段20段ほど上がって下がって。
ただ、何かおかしい。別に重労働ではないのに、凄くしんどいのだ。少し動くたびに、折り畳みイスに座って息を切らす感じ。
でも、ソロキャンプは1人だから、やるもやらぬも私に全てかかっている。後はテントとグラウンドシートを畳んで、クルマに持ち運ぶだけ…その「運ぶだけ」が、どうしても身体が動かない。
5分ほど体を休めた後、なんとかテントなどを担いでクルマまで持っていった。次の瞬間、運転席に倒れ込んだ。とにかく立っていられない、横になりたかった。
運転席のシートを倒して、暫し横になる。コレはまずいぞ、と、流石に鈍くなっている自分の感覚でも分かった。
そういえばさっき、椅子に座っていたら、なんだか手の先が痺れるような感覚もあったし…なんだか気分が悪い…
幸い、車の中は涼しかったし、ハンディ扇風機をひたすら顔や首筋に当て続けたら、10分ほどで酷い倦怠感の波は消えていった。
なんとか動けそうになったので、最後の片付けを終え、ノロノロと車を発車させた。
汗みどろになった身体を洗いたかったので、20分ほどで着く温泉を目指す。入浴前にまずは水分補給、と考えて、自販機に入っていたアクエリアスを買い、一気飲み。どれだけ脱水してたんだか…
その後、ぬる湯と冷泉に浸かり、ようやくさっぱりした後、併設されていた食堂でラーメンを食する。
塩気のあるものを摂取して、ようやく生き返った。
エナジードリンク片手に、無事自宅に帰還。
しかし後で調べたら、正に熱中症の症状を呈していたじゃあないか…
・前夜の寝不足
・水分をあまり摂っていなかった
・異常な高湿度
という条件が積み重なって、身体にはダメージが。
高原だから、温度低めだし、でも、湿度が高ければ危険なことには変わりない、とひっくり返って初めて知った。
本当に無謀で一歩間違えれば重症化していたかもしれない。素人の無知は危ない…。いたく反省。