サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:都湯(滋賀県大津市)

街中銭湯、それも風情ある所が好きだけど、いくらなんでも滋賀県まで遠征するのはちょっと…と躊躇っていた。

しかし此処は、京阪エリアで勢いを増す「ゆとなみ社」のメンバーが再興を手がけた銭湯、と聞けば、行かない訳にはいかない。

期せずして、琵琶湖湖畔でキャンプすることにしたので、高速降りてちょっと寄ってく〜⁉︎と画策。考えついた相棒、素晴らしい。しかも本来定休日の木曜だけど、祝日になったから臨時営業、朝湯っていうのがまた素晴らしい。

ちょっと賑やかな昔ながらの道沿いに、都湯はあった。真っ昼間なのに駐車場は満車ということで、たまたま店先に居た店主に軒先に止めてください〜、と指南いただく。軽自動車でよかった…

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トラディショナルな店内は何故か落ち着く。

風呂場は向かって左側が女湯。

中は京都スタイルを踏襲している。柳行李が置いてあって、カゴごとロッカーに突っ込める。

洗い場も、縦に細長く、カランの下に段が無い(大阪神戸では段が付いてる銭湯多め)。

鏡広告も新しいものが入っているので、リニューアルオープンの時に、いろいろ頑張ったんだろうなぁ。

何より、決して広くはないスペースに、必要十分な要素が詰まっているのが素晴らしい。露天スペースこそないけど、絶妙な湯加減、痛くない気持ちいい電気風呂、そして地下水のまろやかな水風呂。

サウナも100円払えば入れる。中は詰め詰めで5人定員くらいだろうか、ストーン式の本格サウナが鎮座。テレビは無くて、人が少なからば没入感ハンパ無し。

常連さんも多いみたいで、湯上がりのひとときをのんびり過ごす方も。

こういう銭湯が近所にあったら、間違いなく通い詰めるな。大津のカルチャースポットになりつつある都湯、今後の展開が見逃せない。

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都湯

滋賀県大津市馬場3丁目12-21

営業時間 14:00-24:00

定休日 木曜日

シャンプー石鹸 備え付けあり

サウナ ドライサウナ100円(オススメ‼︎)

水風呂 あり(オススメ‼︎)

外気浴スペース 無し

備考 駐車場あり。店の東(右)側、小径入ったところ

貸タオルあり、サウナハットやグッズの販売もあり

サバイバル日記797日目(スーパー銭湯に向かう道中で街中銭湯発見)

最近のお気に入り銭湯は、川西にある「美健SPA湯櫻」だ。家からは少し遠いけれど、車で30分程度なので、これまで通っていたお気に入りの銭湯の中にもそれくらい時間かかるところはザラにあるので、苦にはならない。

何より、サウナも素晴らしいし、お風呂も最高だ。内湯も外湯も炭酸泉がラインナップって、なかなか無い。壷湯や人工温泉も、それなりにツボだ。

そして、このご時世ありがたいのは、コロナ対策を、とっても力を入れてやっていること。至る所に貼り紙、そしてアナウンス。店側の姿勢として、これは正しい。

そんな中、街中銭湯へのエールも忘れてはいない。脱衣所が狭いとか、感染対策があまりにルーズなお店は、この時期は訪問を自粛せざるを得ないが、それなりにソーシャルディスタンスが保てて、静かな浴場ならば、できる限り利用を続けたい。

さて、そんな今日、いつものように湯櫻に向かって車を走らせていたら、何か気配を感じた。川西の市役所からほど近い所に、どうやら街中銭湯があるようだ。

運転中だから脇見はできないが、どうもチラリと見えた看板は銭湯に違いない。

帰宅後に調べたら、「極楽湯」というらしい。勿論、湯櫻ができる遥か前から、長らく営業しているのだろう。

https://twitter.com/3diq8LrlNbprMWF?s=20

 

こうしている間にも、昭和の銭湯は閉店・廃業するところが全国的に多いので、「また今度」ではなく、できる限り早いうちに訪問してみたい。

サバイバル日記794日目(銭湯マナー考)

キンキュージタイ宣言発出中で、スーパー銭湯の営業は時短・週末休業が殆ど。

だから、出かける人は通常より減っているかもしれない。

あるいは、街中銭湯にシフトしている人もいるかもしれない。

 

いろんな銭湯を巡る中で、サウナの口コミサイトなんかで、「●●はマナーが悪い人が多い」等々の書き込みも見る。あるいは、我が家の相棒も「今日はマナーの悪い客がいて~」という発言があったり。

しかしながら、マナー悪い、マナー悪い、の書き込みを見るにつけ、「マナーの良い/悪い」とはなんぞや?とも感じるようになった。

それって、個人の主観に基づくところも大きいわけで、(良い悪いと言っている)一個人が、自分のモノサシを用いた上で、一定基準を満たしていない、下回っているから、「マナーが悪い」と判断しているわけだ。

ある人Aにとっては、「無問題」な光景でも、ある人Bにとっては「耐え難いびっくらぽん」な光景と捉えられれば、「マナ悪」認定される。

 

私個人としては、銭湯はスパ銭であろうが、街中銭湯であろうが、料金がいくらであろうが、公共の場であることに変わりはない。逆に言えば、払っている値段が少ないからマナーを良くしろとか逆に横暴でもいいとか、そういう発想も無い。

高い料金を払っていくサウナセンターのようなところであれば、多くの客が「高いカネ払ってるんだから、快適に過ごせて当然」と思うのか、結果的に「マナーの良い」客が多い、と思っている(書き込みに表れる)ことが多いけれど、それも、自分が高い料金を払ったのだから、いい場所なんだ!という思い込みもあるような気がしてならない。

 

街中銭湯よりはスーパー銭湯、それも大箱になればなるほど、他人のことを考えなくなる傾向はあるのかもしれない。

私個人は、「いろんな人が集まるところ」なので、多少の習慣の相違には目をつぶりたい。だけど、「公衆衛生に関わるようなこと」や「お店の維持管理・メンテナンスに関わるようなこと」での問題行為は、ちょっとなあ、と思う。(ただ、それって、マナーという次元なのだろうか…とも思うのだが)

《公衆衛生に関わること》

・体を洗わず(お湯も流さず)に、脱衣所→浴槽にドボン

・湯船にタオルやヘアターバンを浸ける

・オムツをしている人(大人も子どもも)が浴槽に長時間滞在

《お店の維持・メンテナンスに関わること》

・カランのお湯を出すボタンやレバーを足で押す

 (力強すぎて壊れそう)

・サウナで、サウナマットの敷いていない板面に座る

 (板が水分や汗で濡れてすぐに傷む)

・ととのい椅子(特にデッキチェア)にダイブ

 (体格のいい方がそれやると、すぐに壊れそう…)

・サウナ室の床の上(すさまじい人は板面上で!)でタオルを絞る、水を撒く

 (当然、板面が腐る、傷む、異臭のもと)

 

マナーが悪いとよく言われるが、個人的には一概に悪いのひとことで片付けられないのが、「気遣い・気配り」のレベルのもの。

これが、上にも書いた「個人の判断」によるところが大きいので、難しいところだ。

女湯にありがちなのは私物置きっぱなしによる「カランの独占」とか、「サウナマット置きっぱなしによる場所取り」。

ただ、カランの独占についていえば、洗面用具の置き場を別途設けていない銭湯(特に街中銭湯)もあるので、「場所取り禁止」ならば、洗面用具置き場も設けないと、置きっぱなしおばさんは文句言うんだろうなぁ。

サウナマット置きっぱなしについては、もちろん、混雑している繁盛店ならば、出ていく間は他の人に場所を譲ってほしい。だけど、常時貸し切り状態や、スカスカなお店ならば、私は個人的には目くじらを立てない。

勿論、自分は退場するごとにマットも持って出る。

 

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サバイバル日記793日目(無いものねだり)

大抵の人は、「限定品」というフレーズに弱い。

私は…限定品だから買う、ということは無いけれど、限定品で、発売即完売、とか、幻の…という触れ込みがつくと、気になってしまう。

心のどこかで、限定品に飛びつくミーハーにはなりたくない、ミーハーだと思われたくない、という反抗的な気持ちと、でもみんなが買っているっていうことは…という、流行りものが気になるという二律背反な気持ち。

ただ、世の中は「限定品便乗商法」というのもあるから、飛びついて買ったものの、クォリティがイマイチ、ということもざらにある。それが嫌なのだ。まあ、逆に言えば、クォリティが通常品に比べて●●●でも、その場の勢いに押されて買ってしまえば、というのもあるし、むしろそうさせたいのかもしれない。

最近の「無いものねだり」は、コンテックス社のサウナハット。今治のタオルメーカーだ。タオルも優秀だが、とっても便利そうなサウナハットを発売している。

www.kontex-shop.com

1つは持っているのだが、洗い替えが欲しいなあ、と思ったら、ネットショップではすでに完売。再発の予定もあるらしいのだが、最近爆発的なサウナブームだし、サウナハットも欲しがっている人がたくさんいるので、買える、だろうか…

 

 

ニュウヨーク出張:美健SPA湯櫻(兵庫県川西市)

 

今日は相棒が仕事で遅くなるそうなので、1人風呂に出かけることにした。

木曜なのでクア武庫川は定休日。橘温泉に行ってもよかったのだが、せっかくなので、新規開拓してみよう。

やってきたのは、川西にある湯櫻。2019年の夏かな、割と最近にできた新しい施設だ。噂は聞いていたけれど、オープンすぐは混んでいるだろうし、逆に今はコロナ禍の中で開いているところに人が集中して…と若干及び腰になっていた、が、今日は「サウナの日」というイベントデーだというのが背中を押してくれた。

オアシスタウンというショッピングセンターの中に入っている。オアシスタウンまでは簡単に辿り着いたのだが、駐車場此処でいいの?と悩み、周回すること2周(笑)。悩んだ末にピットイン。ちなみに最初から駐車料金を取るつもりが無いようで、ゲートも無けりゃ駐車券も無い。普段、駐車料金にビクビクしている人間にとっては、こっちのシチュエーションの方がビクビクだ。

さて、入場するまでが少し大変。なぜならば、入口が分かりにくいから。看板や案内が奥ゆかしくて、よく見ないと見つけにくい。阪急オアシスというスーパーがあるので、そこの左側を奥に進むと、専用の入口がある。分かってしまえば、後は悩まない。

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入口でコロナ対策の注意喚起もバッチリ。

広い受付を経て、風呂ゾーンに。フィットネスも併設していて、スタジオとかもあるので、フロアがとにかく広い。こっちでええんかと悩むくらいだ。

風呂の中も、新しい施設だから、ファシリティよし。半露天ゾーンと内風呂ゾーンがあって、どちらにも広い炭酸泉がある。最近の「みんなの好きなもの」を、押さえてる。

サウナは3段式、オートロウリュ付き。隣に水風呂という動線の良さは花丸だ。しかも。サウナの日は、普段より水風呂の温度が下がっているとか…今日の水温を見たら、14.1℃と。マジか⁉︎

半露天ゾーンに、デッキチェアも5台あるので、外気浴も気持ちよく横になってできるのがありがたい。

随所に、利用者からするとありがたい設備が多いし、コロナ対策も完全なので、安心して滞在できる。このご時世にその努力は高く評価したい。

ホームにするには少し距離があるけれど、足繁く通いたい、いいスーパー銭湯だ。人気の理由に納得。

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美健SPA湯櫻

兵庫県川西市火打1丁目16−6 オアシスタウンキセラ川西2F

アクセス 阪急/能勢電 川西能勢口駅から送迎バスあり

基本は車でのアクセスになりそう(駐車場無料)

定休日 基本無し、ただしメンテナンスの為の臨時休館あり

営業時間 10:00-24:00

サウナ 有り (ドライサウナとミストサウナ)

水風呂 有り 通常16℃台。サウナの日は低くなる。

シャンプー石鹸 備え付けあり

備考 タオルはレンタルだと200円

   現在給水機停止中 館内で購入のペットボトルは指定位置まで持込可

 

 

 

サバイバル日記786日目(東西の大黒湯が閉店)

街中銭湯の宿命でもある、閉店・廃業。

昔と違って、家風呂が当たり前だし、少子高齢化で銭湯を必要とする人は右肩下がり。更に、そんな状況だから風呂屋さんも後継者がいない・経営者自身の高齢化・設備の老朽化などで、「どこかのかタイミング」で店じまいを迎えるパターンが多い。

ここ数日、立て続けに、訪問したことがある銭湯の閉店ニュースが舞い込んできた。なんという偶然なのか、どちらも大黒湯である。

まずは地元神戸の大黒湯。

 

sabasabadays.hatenablog.jp

 

大好きな阿片窟・湊山温泉からすぐのところにある、歴史あるレトロな佇まい。

平野の交差点から歩いて行けたし、バス停「石井橋」からならもっと近い。

割と最近、フロント式に改装し、カランも自動水栓に交換して、まだまだこれから!という頑張りを感じる銭湯だった。

しかし。最初はTwitterで、そして今はWebでも。

kobe-journal.com

店主の方が5月のあたまにお亡くなりになられたとのことで、後継者がいないから…という理由での閉店だそうだ。

古いながらも、非常にメンテナンスの行き届いた綺麗な内装だったし、コンパクトだけど、サウナも含めて必要十分条件が整っている街中銭湯だった。

100年を超える歴史も、少子化、コロナ、寿命には抗えず。

 

そして、もう一つは東京の大黒湯。

足立区・北千住にある、堂々とした佇まいのザ・レトロ銭湯。

 

sabasabadays.hatenablog.jp

 こちらは、6月末で閉店とのこと。

adachi.goguynet.jp

緊急事態宣言のこともあるし、再訪は叶わなさそうだ。

 

街中銭湯は、「また行きたいなあ」が夢で終わることもある。

「行きたいなら行く」、こうしなければ、後悔が残ってしまう。

(ただ、今はコロナの影響もあるので、地元の常連の方、特にシニアや基礎疾患のある方などに配慮して行動するのが大事ですね…)

サバイバル日記771日目(大阪・神戸のスーパー銭湯から営業再開の案内が来る)

大阪・兵庫の緊急事態宣言は5月末まで延長になった。そんな中、国は営業自粛の枠を緩和しようとしている。都道府県知事が、それをまんま適用するか、制限を厳しくしておくかは選択、考慮の余地は有るらしいのだが…

そして、GW前から休業していたスーパー銭湯、友だち登録している店は続々とLINEで今後の営業についてのお知らせか配信されてきた。

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それによると、一番シビアなお店は引き続き休業とのこと。まあ、普段から人気の高い混み合うみせならば、賢明な選択だろう。

今回の多数派は、平日のみ営業19時閉店、というパターンだ。レストラン併設のところも、レストランは休業だったり、酒類提供無しだったり。

そして、敢えて何処とは言わないけれど、夜中の1時まで営業、としている店もあった。さすがに、そういう店は衛生安全対策どうなの、と不安になるので、暫くの間は利用を控えることにする。

 

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せっかく風呂屋に行ったら、のんびりしたいので…