銭湯通いにハマったのは、昨年の夏に遡る。
夏の間、実は私は家人をほったらかして独り異国で語学研修に勤しんでいた。
その間、放置されたオット氏は、何で見つけたのか、神戸の山麓・市街地のはずれにある日帰り温泉(例の「阿片窟」)を発見。面白そうだと一人で乗り込んだところ、あまりの心地よさにハマってしまい、週3回詣でたらしい。
そして8月下旬、私が帰宅したら早々にその温泉に駆り出され…
まだ暑さが残る時期に温泉なんて、と思うのだが、そこには26度の源泉風呂がある。
夏に源泉風呂に浸かるのはプールにいるみたいで最高に気持ちいい。
更に、38度のぬる湯。これならば夏でも長く浸かれる。
そんなわけで、私もいわゆる「阿片窟」の虜になった。
季節が変わり、秋になると寒くなるのでお湯は熱めがいいなあ、と思ったら、「阿片窟」には低温風呂(41度)が用意されている…春夏秋冬楽しめるのだ。
そして、この「いろんな温度に浸かる」のが健康効果があるということを後で知った。
温冷交互浴は、単純には、「熱め」と「冷たい」のに交互に浸かればよい。
「冷たい」のは水風呂があればそれを利用すればいいけれど、冷たいのが苦手な人もいるだろうから、その場合は低めの温度に設定したシャワーを浴びるとか、水風呂の水を手や足先にかけるだけでも効果があるそうだ。
私も今でも冷たすぎる水風呂は遠慮させていただく。
熱すぎるお湯はしんどいので、38ー41度くらいのお湯でよく温まってから、一旦冷ます(水風呂、水シャワー)。少し冷えたな、となったところで再びお湯に戻る、を3回くらい繰り返すと交感神経と副交感神経上手いこと刺激され、健康増進効果があるそうだ。
ただ、体力を消耗するので、体調が悪い時やしんどい時は無理をせず、普通に温まる方がいいだろう。
銭湯には大抵水風呂があるので、水風呂が冷たすぎない限りは交互浴にトライすることにしている。
適度な湯温のお風呂と、冷たすぎずかつ快適な水風呂がある銭湯はどこか、探し回る日々。