サバ生活(=休職状態)にシフトして目覚めたもの。
それは銭湯通い。
最初に病院にかかった時に、主治医の先生から、
「…今は仕事からは離れてゆっくり休養して…ぬる目のお風呂にゆっくり浸かってリラックスするのとかもいいです」
と言われたことがなぜか記憶に残った。
そうか。ぬる湯…。
「阿片窟」に通い詰めているのも身体がぬる湯を欲しているからか。
しかし、彼の地は自宅からそれなりに距離がある。時間にして小一時間、片道500円近くかかる。
となると、もう少し近場に、手近に済ませられるところは無いものか…。
コレが事の発端。
実は私は家では風呂に入ることがほとんど無い。
あ、自宅に風呂は有るのだが、お湯を張るのが待てないのと、ユニットバスの閉塞感が苦手で普段はシャワーで済ませてしまう。
年が明け、世の中が平常営業になった頃から、私は「銭湯」をググって、行けるかどうか脳内探索するようになった。
そして、一軒「お気に入り」を見つける。
そこだって、かなりの遠征ではあるのだが。