ちょっと前の関西リージョナル雑誌、「Meets」にも特集が組まれていた「和田岬」。
昼間アクセスするには地下鉄湾岸線を使う。
駅から歩いて5分かかるかかからないか。
外装からして年数を重ねた貫禄ある建物。
中はとてもシンプルで、でっかい浴槽がどーんと真ん中に一つあるだけの潔さ。
真ん中で仕切られて、奥側は浅め、手前は腰掛けられる深めの浴槽になっている。
サウナも水風呂もジェットも電気風呂も一切無い。
けれど、それがかえって「風呂屋の原点」を感じさせる。
そして、浅い方の風呂にのんびり寝っ転がって浸かるのが、意外や意外、カタルシス。
お湯の温度は42度くらいだろうか。
ぬるくはないけれど、長湯できないほど熱い!というわけではない。
何故か変わったところに男湯と女湯を跨ぐようにタイル画がはめられているが、これがまた素敵。
ここはファンサービス(お客さん)に熱心なお店だ。
430円の銭湯にしては珍しく、シャンプーもボディソープも置いてくれている。
更に更に、女湯の脱衣所には化粧水とかも置いてくれている。
痒いところに手が届きまくりなのだ。
行く前は「一体、これのどこがいいの?」と疑心暗鬼だったが、「行けば分かる」、体感できる、この潔いシンプルな銭湯の奥深い心地よさを。
兵庫から1駅分だけ伸びている支線である。
おそらく湾岸の工場関係の方の通勤用なのだろう、朝と夕方しか走っていないし、日曜に至っては1日2本、という、神戸市内にあるまじきダイヤである。
たまたま風呂から上がったら17時ちょい過ぎだった。
幻(⁈)の和田岬線に乗れる!
この電車もまたタイムスリップした車両。
笠松湯
営業時間:15:00−21:00
定休日:火曜日 ※日曜日臨時休業の可能性有り
シャンプー石鹸:常備有り
サウナ:無し
水風呂:無し
水槽:無し
ドライヤー:あったと思う
女湯には化粧水等のサービス有り。