今回の東京行きは、直前に宿を探したせいで、安値で泊まれるところも無く、かつ用鞭が便利なところとは言い難い…というわけで、 以前から気にはなっていたカプセルホテルを利用してみることにした。
どうやらカプセルホテルは日本独自の文化なのか、外国人ツーリストにも人気らしい。
Booking.comとかで、予約ができてしまう。
(ついでに言うと、Booking.comでは、なんといわゆるラブホテル(最近はファッションホテルとかいうのかしら)の予約までできてしまうようだ)
話をカプセルホテルに戻す。
昔は、残業とか飲み会で終電逃してタクシーで帰るのもなあ、という都会のおっさんの逃げ場、というイメージだったけれど、今はだいぶ様相が変化している。
きっかけは「ナインアワーズ」とかオシャレ系カプセルホテルの台頭?最近は女性OK、女性専用も増えている。
今回利用したのは南青山にある女性専用のカプセルホテル、Albida Hotel。
昨年オープンしたばかりらしい。
チェックインはほぼ機械でやる(ビジネスホテルみたいに)。
一応、無人ではなくて、フロントのスタッフはいる。
(実際、機械がうまく反応しないこともあるのだ。私の場合、氏名がローマ字で登録されていたがために検索で引っかからなかったりとか。)
チェックインが無事終わると、カードキーを渡される。
女性専用ということもあり、セキュリティは割としっかりしていて、エレベーター乗るとき、フロア入る時にカードキーをセンサーにタッチすると中に入れる。
私が泊ったのは4階のフロア。落ち着いた感じ。
部屋タイプも単なるカプセルだけではなく、半個室みたいなところもあった。
今回は「完全カプセル」は初体験なので怖かった(⁈)ので、半個室みたいなところにした。
↑ベッドのあるところ。意外にゆとりがあるので、実は「閉塞感が苦手」な私も無問題だった。
↑こちらがそのテーブル。
ま、お化粧したり、ちょっとしたPC作業はできそう。このタイプの部屋ならばビジネスユースでも対応できそう。
更に、カプセルスペースの中にも工夫が。
最近は皆さんスマホ命なので痒いところに手が届いてる。枕元に近いところに、充電用のコンセントとか、照明の調光装置が。
簡易宿泊所扱いなので、スペースの仕切りはカーテン1枚のみ。
神経質な人とかはちょっと厳しいかも。
私は海外のユースホステル体験とかもあったので、いざおやすみなさい、となったらケロッと寝られてしまった。
他人の動向で気にすることといえば、上述の通り「部屋(スペース)にカギをかける」という概念がない。なので、防犯(盗難とか)には注意しなければいけない。
宿泊者がドロボーに変身することだって可能性として無いわけじゃないので、間違っても財布や見てそれとわかる貴重品を置きっぱなしにすることは避けたい。
カプセル内かブース内に貴重品をしまえるロッカー(ただしここのホテルは小さかった)があるので、財布やPC,高い時計なんかはそこに閉まってから(もちろん施錠もして)寝よう。
スーツケースとかでっかいバッグはどうするの、って話だけど、どうやらここのホテルはスーツケースは「並べて置く」前提らしい。手すりみたいなのがついている箇所があってそこに並べて置け、必要ならワイヤーロックで留めておけ、ということらしい。
今回はそれほど大きくないボストンバッグ1つだったので、私はベッドの中にある荷物がちょっと置ける場所に強引に置いて寝た。
幸い、何事もなく一夜を終えることができた。
朝風呂にいくことにしていたので、ホテルのシャワーは使っていないけれど、どうやら地下に共同のシャワーがあるようだ。
(ここだと、晩はあるいて5分くらいのところに「清水湯」という素晴らしい銭湯がある。ただし、金曜日は休みなので注意。)
更に、朝湯に行ったのはココ。
というわけで、意外にカプセルホテル楽しいねぇ、という感想をもって今回の旅は終了。
もちろん本来目的の学会に出かけ、晩8時過ぎの飛行機で神戸に戻る。
神戸空港は潮風の香りで満たされていた。