2020年最後の日になった。
今年は、殆どの人が大なり小なり新型コロナの影響を受けて、何らかの生活改変を強いられたことだろう。報道の初期には、ここまで尾を引くとは誰も考えていなかったのでは。
3月、4月頃にはどういう因果か、一瞬トイレットペーパーやティッシュといった紙製品がごっそり市場から消えた。勿論、マスクも在庫が無くなり、とんでもない高値で転売ヤーがネットフリマで売りつけていたり、かと思えば路上の全然関係ないお店からチラチラと再販を始めている、という不思議な現象にも出くわした。
流石にマスクが無い、(だけどマスク着用を)という状況になった時に、世の人たちが「マスクを手作りし始めた」時には正直ちょっとゾッとした。何だか、戦時中の「代用食を必死に考案する人」と被ってしまったからだ。
そのあとは、ちっとも使い物にならない「ア●ノマスク」とか、果たして効果はあったのかの「キューフキン」などがあって、夏を迎える直前、7月には九州を中心に豪雨に襲われ、各地でヒッチャカメッチャカになる。
GOTOが始まり、すったもんだしながらも12月中は止めなかった影響で、今も患者は増え続けている。医療現場は崩壊寸前になっているが、政府は聞く耳を持たない。おまけに、ジミントーの人たちは、皆さん大人数で食事などしていて、それを指摘されると逆ギレする始末。何だか書くのも辛い、情けない政情である。
…さて、そんなオリンピックまで吹っ飛ばしたコロナに振り回されまくった2020年、個人的には何をしたかというと、
・オフンロ巡りで神戸市内の一般銭湯35軒を全て回り切った
・今までの年以上に読書に励んだ(恐らく月平均2冊くらいは読んでいる)
・西宮市内の一般銭湯も6軒全店訪問を果たせた
・「見てくれ」に出費することを躊躇わなくなった
という感じだろうか。
最後の項目がターニングポイントかもしれない。
整形外科で服のタグに引っかかるホクロを切除してもらったり、マツエク初体験(その後も継続的に通っている)、更にはフェイシャルエステ体験など、今までだったら「死ぬわけじゃないんだから、そんなことにお金を使うなんて〜」という部分について、浪費じゃなくて投資と思い至るようになった。
来年は…何をするにしても、何を考えるにしても、いつコロナが終息するか、に尽きるだろう。
オリンピックは正直中止になってもいいのではないだろうか。こんな状況で外国から選手や観客が積極的に来日するか、といったら先行き不透明だし、それで全世界的に感染拡大、となっても問題が大きくなる。オリンピックよりも他にやらなければいけないことは国内にまだたんまりあるのだから。
小さな願いとしては、来年もできる限り街中銭湯を発掘していきたい。
大きなお風呂に入って足を伸ばしてリラックスする日を1日でも多く持ちたい。
皆さまにとっても、来る年がよい年になりますように。