サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

262 実家2日目:老親巡回

 土曜日、週末なので妹の仕事は休み。午前中はこまごまとしたことを片付ける。洗濯をして、干しあがったものを畳む。その間、妹は、母親から送られてきたLINEによる「●●持ってきて」に応えるために、買い出しに出かけていた。駅前の洋品店で替えの服を仕入れ、ついでにペットボトルの水を10本近く買ってきた。なんでも、母親が「病院の水道水は不味い」というので、ペットボトルの水を差し入れしているらしい。病院の中にはコンビニもあるんだから、運動不足解消、リハビリも兼ねて買いに行けばいいのに、とも思うが、妹はそうも言いつつも、「駅前のドラッグストアで買う方が安いから」と譲らない。

 昼過ぎに、父親のいるショートステイ施設に訪問に行った。元気そうではあるが、病気の特性的に弱っているのは間違いない。自宅にいるときは、まだ寝室から台所、洗面所、トイレまではなんとか伝い歩きをしていたが、施設では100%車いす生活なので、足腰が弱っているのではないだろうか。そして、その座っている車いすの座り心地が良くない、と不満を漏らしていた。(そのことは既に施設のスタッフにも伝えているらしい)

 自宅から持ってきてくれ、と頼まれたのは聖書だった。とりあえず、日本語のものと英語版も見つかったので、枕のようにぶっとい2冊を持参したら喜んでいた。喜んでくれるなら、それで事は足りた証拠だ。病状の進行のせいか、足の痺れも出ているし、普通の椅子から車いすへの乗り移りも楽ではないらしい。施設の中では転倒防止のため、車いすに乗せておこう、というスタッフの意図も分からなくはない。ただ、本人は車椅子の座り心地がいたく不満なこともあって、「せめて食堂でご飯食べるときは普通の椅子で食べないと、姿勢が(悪くて食べづらい)」と言っている。これは施設のスタッフにも伝えてなんとか対応してもらおう。

 小一時間ほど面会した後、再び自転車をこいで病院に向かう。母親のいる病院内は、エアコンが効いていて快適だ。館内にスタバがあって、妹が言うには見舞いの度ごとにスタバでフラペチーノをごちそうしているらしい。今回も図らずもそうなった。

 せっかく親娘3人揃ったので、9月以降の対応について相談する。相談する、というよりは調整と言った方が正しいかもしれない。なにせ、母親は今自分の入院加療のことで頭がいっぱいで(理由はそれだけではないと思うが)、9月以降に父親が自宅に帰った後の生活のことを全く考慮していない。少なくとも、今までと同じような生活はできないので、食事にせよ日常生活にせよ、何らかの補助が必要になる。我々2人に言われて初めてその点に気付いたようだった(汗)。そしてその段取りについて、昨晩妹と打ち合わせた内容をメモしたものを見せながら妹が喋る。要所要所で私が補足をしつつ、なんとか方向付けをした。

 ここでも1時間少々滞在した後、自転車を漕いで帰宅。宅配便の到着を待ちながら夕食。冷蔵庫に山ほどあったピーマンを消費するために青椒肉絲を作ったが、もやしが勝ってしまった。18時から20時指定の宅配便は、19時20分にようやく届いた。届いたのを見届けてから、いつものスーパー銭湯に。帰宅後はまた介護会議が続いた。