サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 114日目 実家の父親、検査入院することになるらしい

 先週実家に様子を見に行った父親だが、実は去年の晩夏あたりから、少しずついろんな不調があったらしい。それが繋がっているのか、別々のものがたまたま連続して起こっているだけなのかは分からない。

 妹曰く、「夏過ぎから足(膝)が悪くなって自転車が漕げなくなった」らしい。また秋の別のタイミングでは帯状疱疹に罹ったとも。ああ、そういえば、夏の最中に、部屋の中で片付けだか何かをしていたら、ぶっ倒れて救急車を呼んだこともあったとか。それはどうやら熱中症の気があったらしいのだが。とにかく、病院とかなりお近づきになったことは聞いただけでも明らかだ。

 しかし、今の主症状は「右手右足が不自由になっている」こと、「喋るのが困難」なこと。私が滞在した数時間の中では明確にいくつも見つけることはできなかったが、若干の認知の問題もあるかな…という気配は無きにしも非ず。どっちかと言えば、脳神経外科、それも脳血管系の問題じゃないのか?と思っていた。

 一番の問題の「手足の不自由」が顕著になった時には、父親本人が歩けないから自ら病院には行けず、かといって「連れて行ってくれ」とも言わず、そして母と妹も積極的に救急で何が何でも医者に診せようとはしなかった。別に、母や妹がそうしたことを恨んだり責めたりしているわけではない。これまでの屋根の下で起こっていたことを考えれば、「さもありなん」だ。

 今まで放置いていたなら、このまま放置するのか…と思いきや、介護認定を受けたり今後のことを考えるために、急に状況が一転。2ヶ月の放置の後、訪問医がやってきたり、ケアマネジャーが来るようになったり…と。そして、遂に「ちゃんとした病院に行く」ことになって、今日の昼間、自宅の割と近くにある比較的大きな病院に介護タクシーで向かった(そうだ)。

 しかし、その日でも結論は出ず、むしろ素人が考えていた脳梗塞や脳血管系の障害という見立てからは大きく外れて、神経系の病気ではないか、という医師の予測が告げられたらしい。今日だけでは判別できないから、検査入院して、2-3週間かけてしっかりと調べる、ということになったらしい。これまた急な話で、来週29日には入院、という段取りになった、と、晩に妹からはLINE、母からはメールでそれぞれ連絡が入ってきた。

 3週間ともなると、大層な期間だ。いったい、何がどうなっているのだろう。そして、嫌な予感がするのは、検査の結果、医者の言っていた神経系の病気であれば、介護が大変になることが容易に予測が付くので、結局同じ屋根の下にいる人の負担が増えることだ。

家庭内のプライバシーにかかわることなので、詳しく書けないことは少なからずあるため、「年老いた親が日常生活を送れないくらい身体を悪くしている」→「病院で診てもらって、必要に応じたケアが必要だ」→「同居している家族は傍観しているのみ」→「親家族の介護が大変だ、やりたくないなんて、なんて薄情なんだ」と思われるかもしれないが、世間の同調圧力に負けて世話をする方が、自身の魂を亡くす可能性が充分にあるのだ。それだけが心配。