サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

270 読んだ本いろいろ

 昨日の夕食は、なんとなく作る気がしなくて、2人で回転寿司に行った。回転寿司に行くと、お皿を同じ色柄ずつ重ねておかないと気が済まない。あと、できれば金額順に並べたい。これって几帳面…というか、ASD的特徴?そして最近は計算力向上のために、お会計前に皿数で暗算をする。さすがに1の位までピッタリは計算できないが、できれば税抜き価格が合うようにはしたい。(この店は外税なので)ちなみに昨日は4900円+税金だと思っていたら、税込み5800円ちょっとだったので、380円分くらいの計算漏れがあったということか。380円皿っていうのがあるから、それを1枚見落としたかな。

 食事が終わった後、隣にある本屋を覘く。Amazonのヘビーユーザーではあるけれど、リアル書店の大切さはいやと言うほどわかっているので、できるだけリアル書店も利用するようにする。店頭に並んでいた本で、2冊以前から気になっていた本があったので、買って帰った。

 

 

 

まだ読み込んではいないけれど、パラパラッと見ただけで、自分自身の頭の中の取っ散らかり振りが解明できる感がある。特に、「うつの時」って、最近でこそメジャーになってきているけれど、ただ気分が憂鬱なだけでなくって、「頭の中で全く考えがまとまらない」や「文字や音声が脳に入っていかない、上滑りしている感じ」、あと不調な時は普通の生活音(スイッチの「パチン」という音とかドアが閉まる音)さえ攻撃的、刺激的に聞こえてしんどい、とかはあまり知られていないし、この本に載っていて「ああ、そうかぁ」と染み入った。自分も確かにそうだったし、今でも調子が悪くなるとその傾向が強くなってくる。

 

 更に、自宅に置いてあった相場英雄の本を続けて読む。大好きな香港がちょっと出てくるのが面白い。やはり、香港の猥雑な風景(特に九龍半島の方)は、人を惹きつけるものがあるのだろう。それと、スターフェリー。ヴィクトリアハーバーを航行するスターフェリー、片道5分ちょっと、しかも運賃は3香港ドルもしなかった(2018年当時)。それなのに旅情感たっぷり。香港に行ってスターフェリーに乗らないのは石清水八幡宮に行って「山までは見ず」と同じだ、と思う。以前読んだ「血の轍」に出てくる志水警部が、この作品にも出てくる。更に、週刊誌記者の大畑さんは、別の作品にも登場するので、話としては繋がっていないのだが、登場人物があっちに顔を出し、こっちに顔を出し、となると連作のようで楽しめる。

 

 

前の作品、「血の轍」はこちら。