サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

341その2 元の職場の同僚と小宴

数ヶ月、あるいは半年に1回くらいのペースで、前(正確には前の前)の部署の同僚と晩ごはんを食べに行く。一人しか誘わないので、言うならサシ飲みならぬサシ食べだ。仮にその人の名前をAさんとしておく。Aさんは、私より10歳くらい上だと思う。前の職場に、私が異動した1年後に、これまた異動でやってきた。私自身がメンタルぶっ壊れての社会復帰初の部署がそこだったが、Aさんも同様の背景で休職していて、社会復帰の場所が同じ部署だということと、全く同じ業務をやることはなかったが、部署内での共有などもあって、割と仕事時間中に関わることはそれなりにあったと思う。 

 その後、2022年4月に私が異動になり、元の部署を離れたので、いろいろな意味でAさんの動向は気になっていた。Aさんの業務グループはメンバーにちょっと難ありなのは私がいた時からうすうす感じていた(Aさんからそれを聞いていたこともある)けれど、何故か上層部(管理職ね)はそこを改編しようとせず、2022年も、23年も、そのまま突っ走っている。そんなこともあり、Aさんが「もう辞めようかな」と突発的に退職をほのめかしたので、「まあまあまあちょっと落ち着いて考えてからでも悪くないよ」と引き延ばし作戦に出たのが夏前だった。その際に私が小銭を持っていなかったので、飯代を払うことができず、ずっと借りっぱなしになっていたのだ。だからこそ、「会う口実」を持ち続けていたのでもある。 

 

 会えば大抵話は長くなって、Aさんから今の元職場の内情を聞いたり、今後の展望について話したりすることになるが、とりあえずAさんの「もう辞める」が少し落ち着いたのはよかったなあ、と思う。他にやることが決まっているならば、引き留めはしないけれど、いわゆる鬱状態、パニック状態で前後の見境が無くなっている時の判断は当てにできない。前回「緊急会合」した時も、よくよく訊ねると、「別に他にやることがあるわけじゃあない」と言っていた、から、今のうちにそれを考えておけばいいじゃないの、という話をしている。 

 あと、職場で語学力がどうの、とか言われて英語の資格試験を受けなければならないらしい。これは休職している期間中にそんな制度が始まったらしいが、私は知らぬ存ぜぬで通している。だって、そもそも就職する時点で履歴書にそれ相応の語学力のことは記載しているのだから、人事が「一度合格していれば(あるいはそれなりの点数に達していれば)オッケー」というならば、その通りなのだから、履歴書ちゃんと見れば分かるだろアホボケ、というスタンスだ。Aさんから、「私はまだその基準に達していないから、また試験を受けないといけなくて…」という嘆きが漏れたので、「真剣に取り組む気が無いならもう鉛筆コロコロやって2時間やり過ごせばいいし、もう面倒だからって一回だけ真剣になるなら2-3ヶ月の短期決戦でどうよ」という話をした。なんだかこういう作戦会議って実は面白い。 実行に移さないだけで、どれだけのくだらないこと、悪事を思いつくか、ということならば相当の自信がある。