サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

368 蕎麦の旨味

 昼の遅い時間に、近所の蕎麦屋に行った。相棒がなぜか、そこの蕎麦屋の「かき揚げ」が食べたい、と言ったからだが、しかし自ら蕎麦を食べようと言い出すとは、我々も歳を取った、と感じる。

 3時過ぎなのに、まさかの店内は満席状態。こんな時間にまだランチなのか、とびっくりしていたら、程無くして一斉に人が減っていった。恐らく14時過ぎに入った最後のランチタイムのお客さんが出ていく時間帯と我々の入店時間が重なったのだろう。店内が急に人が少なくなった。

 私は店に来る前から噂していた「かき揚げ」を賞味すべく、かき揚げ丼をオーダー。もれなく蕎麦がついてくる。相棒はここで、天ざるに気が変わったらしい。運ばれてきた熱い蕎麦と冷たい蕎麦をお互い少しずつ味見しつつ、うどんとは違う濃くて少し甘めの汁を美味しいと感じるようになったことに改めて驚きつつ、まあ食の広がりがあるっていうのは楽しみが増えることだなあ、と思って店を後にした。