後輩に言われて、今日が節分だと気付く。
節分と言えば恵方巻-コレ、コンビニによって全国に広まった行事。
子どもの頃京都に少し住んでいたので、関西は「節分=丸かぶり寿司、恵方巻」というのは知っていたけれど、当時はまだコンビニがこんなに生活の中心ではなかったから、恵方巻は関西ローカルの文化に留まっていた。
気がつけばコンビニ弁当、惣菜が一般化する中で、クリスマスケーキ、おせちの次の季節のヒット商品が「恵方巻」になり、2月3日は寿司屋のみならずスーパーでもコンビニでも惣菜屋でもはたまたケーキ屋ですら恵方巻を作って売るようになった。
ところが昨今、作り過ぎ、そして大量廃棄がTwitterなんかで広まったことで、恵方巻キャンペーンは「おとなしくなった」ように感じる。
そういえばコンビニの前に恵方巻ののぼりや垂れ幕は無い。1週間前だか、店内に控え目に「予約受付中」というのがあったのを思い出す。
それでいいと思う。海苔巻が好き、季節感が〜、というならば、準備したい人がすればいいのだ。店だって、「売切御礼」でいいじゃないか。
正直、今までの恵方巻の供給ラインだって無理していたはずだ。普段唐揚げ弁当がメインのお店でも恵方巻?そりゃ無理があるっしょ。
昭和生まれなので、どうにも食べ物を無駄にするのは精神的に辛い。
少しでも食品ロスが減らせるように、今年食べ逃した人は今から来年のカレンダーに「恵方巻予約」と入れておこう。