サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

367 誤嚥性肺炎の恐ろしさ

 晩に、妹から父親の件で電話がかかってきた。面倒なので、スマホでのテレビ電話に切り替えて、30分ほど(だらだらと)話をした。聞くところによると、11月30日の晩に、痰が詰まって緊急の往診を受けたらしい。そしてその翌日も、38度を超える高熱が出たとか。どうやら、誤嚥性肺炎の症状らしいのだが、そうなると、今の状況(自宅ではなく施設、そしてつきっきりの人はいない)だと飲み食いするのも危険、ということで、次の主治医の定期往診までは飲食禁止になったらしい。

 食はともかく、飲むのも禁止だと、口の中カピカピになってしまってかえって苦しいのでは、と思ったりもするのだが、医師の指示ならばどうしようもない。病状として、だんだん喉が詰まってくる、食べたり飲んだりするのもできなくなる、というのは聞いてはいたけれど、タイミング的に早すぎるよなー、そしてここで飲み食いしなければ更に喉回りの筋肉、器官が衰えて、更に機能不全になる可能性もあるよなー、と心配はしている。

 しかし、人体というのは本当に不思議で、かつ、よくできたもので、どうして「水」と「食べ物」を上手に喉で選り分けてうまいこと運んでいくのだろうか。年寄りでなくても、喉がつかえてむせることはあるけれど、とても平たく言うならば、誤嚥性肺炎って、この喉の機能がうまく働かなくなって、常にむせている、というか、正しいルートで食べ物がいかなくなっている状態というわけだから、それまで深く考えることなくひょいひょいと口に入れた食べ物を気管ではなく胃腸の方に運び込んでいた喉の機能って本当に凄い。

 ひょっとしたら、「食べものを受け付けなくなる」というステージが、予想よりも早いスピードで近づいている、あるいはやってきたのかもしれない。