ここの温泉の存在を知ったのは、もちろん「昼のセント酒」の影響だ。
そうでなければ、地元でもない、縁もゆかりもない小田急線各駅停車の駅にわざわざ降りる理由は無い。
さて、その各駅停車しか停まらない「祖師谷大蔵」の駅北口を出ると、そこには商店街が。
商店街を歩いて5分ほど行ったところに「そしがや温泉21」はある。
「ウルトラマンの街」と書いてあるが何故なのか…。というと、ここから北進したところに砧撮影所があって、どうやらウルトラマンはそこで作られていたらしい。
…残念ながら、私にはウルトラマンの素養は全く無く、語れるものは何も無い。
なので、出張報告にさっさと戻ることにする。
外観は素っ気なく、むしろ「これが銭湯なのか?」と言われなければわからないような施設だろう。
ここはサウナに入らずともサウナ料金払うべし!
サウナーの私でも敢えてサウナ料金を払う理由とは…それは、サウナ料金をプラスすれば、サウナにも入れるし、露天プールで泳げる、という素晴らしい体験ができるから。
今回は、「裸で露天プールで泳ぐ」という得難い体験をするためにわざわざ遠征してきたのだ。
設備は広くて、どっちかというともうスーパー銭湯並み。
無いのはシャンプー石鹸の類だけだろう。
「そしがや温泉」を名乗っているだけあって、本当の温泉が引かれている。蛇骨湯より黒いお湯で、ビックリした。まるで重油の中に浸かっているかのようだ。
黒が黒過ぎて、お湯の底が見えない。落し物したら最後、「失せ物出でず」の状態だ。
初めて見る人は入るのにちょっと躊躇するかも。
更にここは、「冷凍サウナ」なるものがある。これは追加料金なしで入れる。
が、効果のほどは…⁈
どちらかというと、「もの珍しさ」での勝負だろう(苦笑)。
電気風呂は温泉のところに「電気」の記載があるが、別のぬる湯にも密かに電気が仕込まれている。
電気風呂が苦手な人はビリビリに注意されたし。
確か訪れたのは休日の午後だったけれど、カランはほぼ満員、とても賑わっていた。
天気が良ければ外で泳ぐもよし、サウナもとても気持ちよかった。
一通りのお湯にゆっくり浸かる為には、1時間じゃ足りない。
時間をかけてゆっくり楽しめる、超・銭湯だ。
入口の様子
そしがや温泉21
東京都世田谷区祖師谷3ー36ー21
小田急小田原線「祖師谷大蔵」駅から北に徒歩約5分ちょっと
営業時間 14:00−24:00
基本年中無休