今日7月21日は参議院選挙の投票日だった。
なんだか冴えない選挙だった。
これは、ひとえにマスコミの報道にも問題があると思う。
現政権になって以来、主要紙主要局は「御用新聞、御用報道」に成り下がり、政権に都合の良いことしか報道しない。
(まあ、重役が政治家、それも幹部とメシ食いに行っちゃうようじゃダメでしょ)
昨今、テレビにしろ新聞にしろ、某隣国の「○○中央放送」のような内容になっているけれど、ほかの人はそう感じないのだろうか。
唯一、元気がいいのは東京新聞(と赤旗)くらいだ。どこもかしこも金太郎飴のように同じこと繰り返すだけなら、もう一社一局でええやろ、とさえ思ってしまう。
投票できない、となるのが嫌なので、最近は期日前投票を有効活用する主義。
(しっかし、ナゾなのは、どうして投票用紙、鉛筆で書かせるのだろうか。仮にも公文書じゃないのか?不正改竄説の都市伝説が消えないのもそのせいじゃないのか⁈)
今回の選挙時期は正直与党にはあまり分が良くなかったのだろう。
「年金2000万円(あるいは3000万円)」のくだりもあるし、今までの不祥事総決算で、アンチ与党組は相当不満が溜まっているだろうから。
それゆえ、政局の報道はどんどん選挙戦に近づくほど少なくなり、代わりにお隣の国が投げかけてきている徴用工の問題だとか、輸出規制とその報復の問題だとか、はたまたスポーツとお笑いの話でテレビは埋められた。
正直、テレビを見ている人のどれだけが、スポーツとお笑いの話を求めているのか。
また、国際情勢ったって、お隣の国(とアメリカ)だけじゃないだろ、と、日々毒づきたくもなる。
フタを開けてみたら、今回の選挙、投票率が50%以下だったそうだ。
投票率を「100%」にするのは、物理的に無理があると思う。
・生きてはいるけれど、寝たきりあるいはもっと悪い状態で投票することが物理的に不可能(高齢者に比較的このパターンが多いのでは)
・住民票を実家に置きっぱなしで、そのためにわざわざ帰省して投票する気力も財力もない人(学生などこのパターンが多いのでは)
・選挙当日は投票所に行けず、かつ、期日前投票もできない状況にある(中途半端な長期出張に出ている、とか)←私自身、かつて経験あり
まだちゃんとした統計を見ていないので、何とも言えないけれど、
選挙権があるのに、投票に行かないって、どーしたもんかなぁと思う。
「自分がしなくても、大勢に影響ないっしょ」
「どうせ、何も変わらないから」
という反応が返ってきそうだ。
だけど、1票差でも落選する人もいる。
何もしなければ、声の大きい人が勝つ。
まあ、サイレントな人たちが何を思い、何を期待しているのかは分からない。
ただ、たとえ議席を過半数取ったからといって、「民意だ」と現与党が言うならば、それは驕り以外の何でもない。
だって、「支持します」と言っている人=投票した人は、明らかに有権者の半分以下な訳だから。
政治は自分に関係ない、とか、政治を公の場で語る人はコワい人、次元の違う人だ、と捉える人も少なからずいる。
本当に「政治は自分に関係ない」のか?じゃあ、消費税が何%になろうと、年金がどうなろうと、関係ないことになるぞ。
もっと言うならば、ちゃんと政策見極めて、投票しておかないと、
「好きなものを食べて、好きなことをやって、好きな映画やテレビ見て、好きなところでぐーたらも含めて好きなように過ごす」ができなくなるかもしれない。
少なくとも、「基本的人権なんて無いほうがいい、取り上げよう」なんていう発言を平気でする政治家がいる党に、政権運営を任せるわけにはいかない、と個人的には思う。