普段はサウナにはあまり興味が無い私だが、なぜか今日はサウナ、それもドライサウナに入ってみたかった。
夕方からニュウヨーク出張に行くことは決めていたが、じゃあサウナのある銭湯何処にするか、がなかなか絞り込めず…ただ、夕食のチョイスから三宮方面に行くことが決まった。そして、当初は二宮温泉に行こうかと思っていた。
しかし、以前から気になっていた「相生湯」、確か日曜だけサウナ営業、というのをどこかで見たのを思い出し、「相生湯に行こうよー」と相棒に提案。かくして、初訪問と相成った。
相生湯は、神戸の山本通を西にまっすぐ行ったところにある、小さな銭湯だ。
市バスの7系統に乗っていくと、途中で見えるので、湊山温泉に通い始めた時から存在に気が付いていたけれど、そちら方面に行く=阿片窟への出張、となるわけだから、相生湯に出入りする機会はなかなか訪れず、だった。
今時はもう珍しくなった牛乳販売店の横に小道があって、そこを入ったところに相生湯はある。
「ゆ」のサインが神々しい(笑)。
右側が牛乳屋さんの建物。こんな感じで、表通りから一歩入ったところに店が構えられている。
この外観から、レトロなんだろうなぁ、の察しはつく。
番台式で、入湯料を払って中に入ると、本当にコンパクトな街中銭湯ワールドになっていた。
女湯は向かって左側。
右側の壁に沿って浴槽があり、手前にカランが3つほど。
左側にもカランが5つくらいある。そして左奥がサウナになっていた。
浴槽は、かなり深い大型浴槽と、不思議な段になった浅型浴槽、そこの上からお湯が滝のように流れている。
更に奥には薬湯(「バスクリン」と書いてあったが…)兼ジェットバスが。寝転んで脇にジェットが当たる、別の銭湯では「クリニックバス」とか呼ばれている仕様のやつが1台だけ入っている。
全てがコンパクトで、かわいらしい。
あまり出張時間を取らなかったのだが、サウナの野望を果たすべく、身体をさっさと洗ってサウナに潜入してみることに。
これが意外によい作り。手作り感の若干あるサウナルームで、入口がちっちゃい(巨漢の人は入室不可)なのが笑えるが、一応「ここに座れ」と言わんばかりのパッチワークのキルトマットが3枚置かれていた。つまりは定員3名想定ということか。
サウナどころか風呂場も客は私しかいない、貸切状態だったので、さすがにごろ寝はしなかったが6分間サウナルームでくつろがせてもらった。
場所の問題か、水風呂が無いのだが、出入口付近左側のカラン手前に、ジェットシャワーブースがある。これって水シャワーも出るんじゃね?と思ったら、ご名答、ボタンを押すと強烈噴射で水またはお湯が出る仕様。正味45分でだいぶ充実した「出張」ができた。
おそらく、お客さんは地元の方ばかりと思われる。
以前行った湯の町浴場のような「名物」があるわけでは無いけれど、なんとなく表の牛乳屋さんといい、この相生湯といい、この一角は令和になっても平成どころか昭和の香りを残している。
(湯の町浴場はここから7番バスに乗って10分弱で着く。火曜、土曜でなければハシゴできる距離だ。レトロ銭湯好きならば是非来訪を。湯の町浴場の出張報告は↓を参照。)
諏訪山公園からすぐなので、六甲山ハイキングや諏訪山公園探索のついでに、ぜひ立ち寄ってみてほしい。(サウナが好きな人、入りたい人はもちろん日曜日に!)
相生湯
神戸市中央区再度筋町7−2
営業時間:15:00ー22:00
定休日:土曜日
アクセス:各線「三宮」、「高速神戸」、「新開地」から神戸市営バス7系統で「再度筋」下車が便利
サウナ:有り(料金のうち) ただし日曜日のみ稼働
水風呂:無し
シャンプー石鹸:備付無し(番台で購入可能)
備考:番台で売っているドリンクの種類は少ない。すぐの自販機は牛乳系なので、水やお茶が必要な人は事前に購入して持参する方が良いかも