サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張;Vabali Spa(ドイツ・ベルリン)その1

昔から、家の風呂には入らないくせに、旅先のお風呂は割と好きだった。

そういえば、風呂狙いで行ったわけではないが、割と旅先で「ちょっと風呂へ」は以前からしていたな…

自分は風呂に執着しないタイプだと思っていたが、ニュウヨーカーの素養はあったということなのか。

 

  さて、今回は転地療養先として選んだベルリンでもニュウヨーク出張を果たした。いや、ニュウヨークというよりはサウナが目的だが、温水プールもあるし、自称ニュウヨーカーなので、「ニュウヨーク出張」にカウントしておこう。

   ちなみに宿泊していたホテルにもサウナとジャグジーが付いていてこちらは宿泊期間中使い放題だったのだが、「わざわざお金を払って外のサウナにも入りに行った」ので、その報告だ。

   

  今回、出発前に、ちらちらとドイツのサウナ事情を調べてみた。過去にもベルリンの温浴施設に行ったことはあるが、とりあえず、ドイツ人のサウナ好きは衰えていないようで、ベルリン市中にアクセスしやすいスポットがあることが分かったので、とりあえず行ってみることにした。

   今回お邪魔したのは「Vabali」という施設。とりあえず、googleの評価も恐ろしく高く、「ベルリンのサウナトップ10」でもぶっちぎりの1位。ということで、とりあえずハズレではないだろう、と期待も高まる。

ベルリン中央駅から北側に歩いて約10分程度。周辺はサッカーコートや体育館など、スポーツ施設が固まっている公園の一角にVabaliは位置している。

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中央駅から歩いて行くと、程なくしてこののぼりが見える。ここは駐車場と駐輪場。

入口は意外に殺風景だ。

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入口は地味だが、奥に広い施設。恐らくバリのリゾートをイメージして作られたのであろう、東南アジアな雰囲気が漂う。エントランスを入った瞬間から芳香が漂っている。

まずは受付で利用時間を伝える。2時間(まで)、4時間(まで)、それ以上=1日、で料金が分かれる。更に、平日と週末祝日では料金が違うので注意。

  また、利用時間を伝えた後に、カップルで行くとロッカーを「大きいの1つ」か「小さいの2つ」か聞かれるので、都合の良い方を回答する。大きいの1つと小さいの2つでサイズ的には同一。

更に、「過去に来たことある?」と聞かれるので、初めてです、というと簡単に館内の案内をしてくれる。来たことあるよ、といえばそれは省略。ICチップのついた腕時計タイプのリストバンドを渡される。リストバンドのIC部分をゲートにピッとやって入場。この時間から退場するまでの時間が利用料になる。(2時間、と言っても、時間を過ぎれば4時間とか1日料金で精算される)

入場したら、まずはタオルやバスローブが必要な人はレンタルカウンターで借りる。今回はバスタオルは持参し、バスローブだけ借りた。1着につき€5.5。ICチップでレンタルの記録をしてもらい、帰りに精算。

そして、更衣室で荷物をロッカーに預けてお着替え。とはいっても、着ているものを脱いでバスローブに着替えるだけ。そう、ここの施設内では「裸かバスローブか」の二択しかない。

サウナゾーンに行く前に軽くシャワーを浴びたら、後は好きなところから回ればよい。

ここの施設には驚くなかれ全部で11ものサウナがある。恐らく2時間ではすべてのサウナを攻めるのは不可能だろう。1日コースにするか、何度も通ってお気に入りの部屋を見つけるのもいいかもしれない。

重要なのは、ここは「裸かバスローブか」の世界なので、建物内ではデジタルデトックス。携帯電話やスマホタブレットの類はロッカーに入れておくことがマストで、サウナエリアには持ち込めない。代わりにのんびり紙の本や雑誌を持ち込んでのんびり読書などするのがいいかも。ビニールバッグにタオル、雑誌、ミネラルウオーターを入れて持ち運ぶのが便利(IKEAのショッパーSサイズや、こちらの地元スーパーの小さめショッパーが活躍する)。

   サウナは基本フィンランドスタイル、4段組のところが多い。40人はゆうに入れる大箱サウナが4つはある。温度設定はサウナルームによって違うが、低温サウナだと50℃、高温部屋は95℃だそうで。ただ、アウフグース実施のサウナルームは80℃設定が中心。

日本のサウナのように水風呂は無く、サウナルームの隣にシャワーが備えられている。あとはプール(温水で36℃くらい)と外気浴で身体を冷ます。なので、日本のサウナで「水風呂命!」の人だとちょっと拍子抜けするかもしれない。

建物は2階建で、若干迷路のようになっているが、1階、2階にそれぞれサウナルームがある。更に広い庭があり、庭にも3つほどサウナルーム、シャワー、プールに山ほどデッキチェアやソファが置かれている。バースペースやレストランもあるので、サウナの途中での飲み食いにも不自由しない。全てICチップでツケ払いだ。悠々1日過ごす地元民の方は、サウナの合間にビールを飲んだりアペロして過ごしているが、アルコールに弱い体質のアジア人な我々は、「飲みながらサウナ」はあまりオススメできないので、サウナ終了して切り上げる前に一杯するのがよいだろう。

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要所要所に館内地図と、アウフグース(2で詳細書きます)時間割が書いたボードがあるので、置かれているメモ用紙とペンを使って周回プランを立てておくのも一興。

なぜ紙とペンなのか…だって、携帯を持ち込めないから、写メはできないので。

アナログ文化に還るひとときが面白い。

あと、マップはドイツ語版(LAGEPLANと書いてある)と英語版(MAPと書いてある)の2バージョンがあり、両方貰っておく方が良い。なぜならば、英語版はサウナの温度表記が華氏になっている。それで分かる人は別にいいけど…

後半2.では、ドイツのサウナ名物、アウフグースについてレポート予定。