日も変わるくらいの時間帯にふとスマホを見ると、妹から超・久しぶりにLINEが。
その後で気づいたが、母からメールも来ていた。
父方の祖母が昨晩亡くなったそうだ。
100歳をゆうに超えていたから、まあ、大往生だろう。
近しい親族なのになんだか他人のようだと感じられるかもしれない。
しかし、実際のところ、祖母に最後に会ったのは恐らく15年以上前だと思う。
実家を出て西で暮らしていることもあり、物理的に親族に会うことも難しくなった。
もともとそんなに親戚づきあいをする家庭ではなかったし、私が実家から離れている間にその祖母は高齢に伴うもろもろの病気(含・認知症)も発症したようで、施設に入ることになった(ようだ)。
その時もひと悶着あったようで、特にそれ以降、母親はその祖母や父方の親戚とますます距離を置くようになった(ようだ)。
私はあくまでも中立・対岸の人でいたいが、いかんせん「何も情報が入ってこない」し、極めて少ない情報は母親や妹からもたらされる極めて感情的な断片的なものゆえ、どう判断しどう行動すべきかも分からない。
祖母に対して恨みは無いが、さりとて同居・近居していたわけでもなく、よく銭湯なんかに来ている仲の良い孫とおばあちゃんのような二人称的な付き合いは全く無かった。
どうやら(母と妹にとって)厄介なのは父の姉妹-伯母たちのようだ。
確かに昔々、学生だった時分に祖父の葬儀や法事で会ったときにも、なんだか一日終わるとどっと心労が押し寄せた記憶が蘇る。
介護問題か何か、詳しくは知らないけれど、そういった具体的な紛争を経て、ますます心の確執は強くなっているのではなかろうか。
今の精神状態では、そんな場に居合わせるのはとてもじゃないけれど耐えられない。
葬儀に行けないのは申し訳ないけれど、遠くからそっと在りし日を偲ぶことで、おばあちゃんにはお許しいただこう。