サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

ニュウヨーク出張:宮本温泉(神戸市中央区)

ここの存在は結構前から知っていた。

以前、今は廃業してしまった「割塚温泉」に行ったときに、常連のお客さんからその名前を聞いていたからだ。

中央区にある街中銭湯だと、ここが一番東寄りになるだろうか。

廃業・休業したところも含めれば、

宮本温泉-割塚温泉-朝日湯-二宮温泉…と、山沿いに公衆浴場が連なっている。

 

実は一昨日にもこの前には来ていた。

なんと、店の前に立つと同時に暖簾が下げられてしまった(‼)ので、リベンジである。時刻は20:15過ぎ。閉店にはまだまだ早い。今日ならば受け入れてくれるであろう。

f:id:lebentur105:20191106080036j:image

赤く艶めくネオンがいい。

暖簾をめくると、昔ながらの番台式。右が女湯、左が男湯になっている。

ここは潔いほどの最低限の設備。

浴室の中央に角が取れた四角形の弁当箱のような大浴槽が一つあるだけ。

奥が深め、手前が浅めで、体感は浅め浴槽が若干ぬるい。

もちろん浴槽の周りには腰かけ段が標準装備。

カランは右側にずらり。ただし、シャワー付きは奥に5つほど。

手前の3つは純粋に湯水の蛇口のみ。

入口入って左側にも3組程度のカランがある。ここもシャワー無し。

早じまいするくらいだから常連のシニア層しかいないのか、と思いきや、私が訪問した20時半前は意外に若い層が多かった(とはいっても家族か)。お母さん+小学生~中学生くらいの娘さん、という組み合わせが3組くらい。つまり、シャワー付きカランは全て塞がっていた。

 

ここは浴場奥のタイル画が美しくキープされているのもいい。

ペンキ絵と違って、タイル画だったら洗って磨いてしておけば、塗り替えする必要はないものなぁ。

設備自体はかなり古いけれど、掃除はキッチリとされている雰囲気だった。

そして、桶はケロリンだったけれど、これも割と新しそうな感じ。

 

最近はスーパー銭湯がどんどん増えて、街中銭湯もサービス攻勢、ついついジェットにサウナに何に…とメガ盛りな雰囲気。

でも、疲れ切った時こそ、こういう「シンプルの極み」の浴場が、シンプルな答えをもたらしてくれそうだ。

 

宮本温泉

神戸市中央区宮本通1丁目2−6

営業時間:14:00-22:00 

     ※googleでは22:30になっているが店の看板では22時

      早仕舞いもあるので、21時ごろまでにはいく方が吉

定休日:「7のつく日」(7、17、27日)

アクセス:阪急神戸線「王子公園駅」から徒歩7分くらい

サウナ:無し

水風呂:無し

シャンプーリンス:備え付け無し