朝イチで、ゼームショ(税務署)なるところに行った。
差し押さえに遭ったわけでは無いし、税の滞納があった訳でもない。
実は、毎年確定申告をしている。いわゆるサラリーマンだから、普通は職場に出すべき書類を出しておけば、年末調整であれこれやってくれてハイ終了、の筈なのだが、私の場合、ふるさと納税をワンストップなんたら制度を使っていなかったり、寄附金控除の申請があったりと、毎年ややこしい。
そして今年はたんまりと医療費がかかっている。通院の為の電車代も含められる筈なので、確定申告をしないと確実に「勿体無い」人になる。
此処までは前振りで、1週間くらい前にゼームショから葉書がやってきた。「専用のIDとパスワードをゲットすれば、電子申請も楽々よ〜」という案内である。
昔から電子申請やっているのは知っていた。だけど、電子リーダーとか、いろいろ必要なものが多いみたいで尻込みしていたのだが、今回はお役所発行のIDとパスワードがあればok、というならば、とりあえずそのIDとやらを貰いに行きましょうかねぇ、と朝イチで向かったはいいものの。
どーも、手続きの案内の人も不案内そうだし、個人情報を玄関先にあるPCで入力しないといけない。あの、後ろから丸見えですやん…
しかも、スタンディング。椅子無しなので、正直、ご年配の方とか、身体が不自由な人への対応がちょっとなぁ、という感じはいなめなかった。それと、PCの設置場所がよろしくないね、個人情報を入力させるなら、配置をもうちょっと考えないと…
もう少しスムーズに発行してもらえるのかと思いきや、自分で入力とか作業もあって、全て終わるまでに20分弱。
パスワードも紙に打ち出しちゃうお役所、あっぱれ。
そうこうしてるうちに、なぜか玄関付近が騒がしくなった。
救急車がやってきたのだ。おいおい此処はゼームショだぞ病院じゃないぞ、と思っていたが、暫くしたら、担架に乗っけられた男性が運ばれて玄関を出て行った。ネクタイ絞めてて、えらい顔色悪そうなところだけ見えた。朝一番だから、来庁の一般市民ではなくて職員の方だろうか。過労だか持病だか原因は不明だが、救急車に乗せられたは良いが、その後我々が無事「紙に打ち出されたIDとパスワード」を入手してゼームショを後にする時も、まだ救急車は止まったままだった。(受入先の病院を探していたのだろう)
とりあえず、師走の最後に倒れてしまった方の無事を祈りつつ、年明けの確定申告がこの「手間」と引き換えに効率的にできることを願って止まない。