サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記661日目(メル●リが支持される理由を考える)

コロナの影響がここまで長引くとは思っていなかった。

気が付けば1年、我々、いや、全世界が新型コロナウイルスに翻弄されてきた。おかげで、今までの常識、習慣が音を立てる勢いで崩れ、変わろうとしている。

2回目のキンキュー事態宣言ではあまり実行されていないようだが、テレワーク、時差出勤、夜遅くまでの仕事の制限。

そして「お付き合い」の夜の飲み会の自粛要請。

在宅時間が長くなったことや、収入が減少したことで、自炊の機会が増えたり、押し入れやクローゼット内部の断捨離に挑まれた方もそれなりにいるだろう。

そんな中で、「断捨離してたら、要らないものがどっさり出てきた!」とか、「ほしいツールがあるけれど、わざわざ新品を買うほどのことでもないし…」という事象も多いのではないだろうか。

そんな時、ありがたいのがネットフリマ。そう、「メ●カリ」に代表される、ネット上で素人個人が売買取引できるアプリだ。

www.mercari.com

携帯電話さえあれば、言うならば誰でも出品、売買ができる。

それ故、転売ヤーが横行したり、いかがわしい・怪しいモノの出品なんかもあったりする。しかし、そういう「必ずどこからか現れる悪事に長けた人たち」の存在を差っ引いても、残りの大半のユーザーは善良な市民で、性善説に基づいて「捨てる神あれば拾う神あり」として出品、買い取りをしている(と、信じよう)。

かくいう私も、たまに出品したり、買い物をしたりする。

 

メルカ●が大好き、とは言わないけれど、こういったフリマアプリの良さは、「捨てるには惜しいけれど、誰か使ってくれる人がいるならば」というものを、「譲る」ということで処分ができて、あわよくば小銭が得られることだろう。

この小銭は「手間賃」でもある。恐らく、巷のリサイクルショップに持ち込む、という手段もある筈だ。けれど、そうすると、二束三文になるかならないか。場合によっては「値段がつかない」と言われ、引き取りを拒まれたり、タダで引き取られることになる。

●ルカリに出品するためには、写真を撮り、説明文を書き、品物が売れたら梱包して発送、という「ひとりリサイクルショップ」をやらなければいけない。その代わり、儲けはまるまる自分の懐に入る。

いやいや、メル●リで儲けよう、という趣旨ではない。せっかく手に入れたものは、大切にしたいと思う故。自分のところで一定の役割を終えたとしても、別の人がそれを必要としているならば、是非そこで活躍してほしい。

かくして、出品者は「捨てる」という罪悪感から解放され、「不要なもの」が身の回りから無くなり、更に買ってくれた人からは感謝される。これも一つのシェアビジネス。

「独り占め」するのではなく、「少しでも多くの人とシェアする」の変化形だと思うと、フリマアプリを使って売買することに、引け目を感じたりしないだろう。

風が吹けば桶屋が儲かる、ではないけれど、フリマアプリの利用はシェアすることと、その可能性について有効な気付きを与えてくれた。

個人的にはそれが、●ルカリをはじめとするネットフリマが支持される理由(の一部)だと思う。

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転売ヤーは売り時が肝心。(善良な市民は真似をしないように)