レトロ銭湯もいいけれど、もう少しバラエティに富んだお風呂に入りたいなあ、サウナにも入りたいなあ、と思っていたが、車社会岡山は公共交通機関でアクセスできるスーパー銭湯はあまり無さそうだ。バスを使えば物理的には行けるかもしれないが、本数が極端に少なかったり晩には走っていなかったり、となると、選択肢からは外れる。
しかし、岡山市内に限定しなければどうよ、と思ったら、その読みが当たりで、新倉敷駅から徒歩10分程度で行けるところにスーパー銭湯があるらしい。かの地までは30分程度。岡山市内の不便なスーパー銭湯にアクセスするよりはよっぽど時間の読みも正確だし、よっしゃ行ってみるか、と、終業後に山陽線に乗って倉敷までやってきた。
新倉敷駅は、新幹線の停車駅なのだが、駅前一歩出ると、そうとは思えないくらいのどかな光景でびっくりする。
綺麗に区画整理された道が駅前から高速に向かって直行しているのだが、広すぎて、歩いても歩いても進んでいる気がしない。
山陽道の真下に一般道があって、それに沿ったところに広大なショッピングセンターがある。その一角が、めざす「満天の湯」だ。
駅からは一番遠い端に位置しているので、ずっと「見えているがなかなかたどり着かない」という状態。それでも、フラットアクセスで、駅から10分というのは優秀ではないか。恐らく、地元の方でそんなことをする人は皆無だろう。広大な駐車場が店の前に広がっている。
さて、入口を入ると開放的なロビーがあり、靴箱が傍らにある。100円投入タイプなので、あらかじめ小銭を用意しておくと準備万端だ。券売機で入場券を買う…ようなのだが、おっと、割引ないかしらと思って探すとJAF会員は200円引きで入場できるらしい。フロントでJAFカードを提示して入場料を現金でお支払い。
さて、いざ入場…全般的にはちょびっと経年を感じさせる設備だ。ただ、ロッカーは縦長のタイプで、特に今の時期はコートなど吊っておけるのはポイント高い。よほど大量の荷物を持ち込まない限りは、充分な大きさだ。
そして洗い場に行ってみる。ちょっと古びているので、故障中のカランもそれなりにあるが、洗い場待ちということは無さそうだ。よくある仕切られたタイプ。ボディソープとシャンプーは備え付けが置いてある。
さてさて、いざ入浴…ということで、内湯はジェットバスと普通の大きな浴槽が。このジェットが出る箇所、意外にぬるめでジェットの当たり具合もよく、立ち仕事で疲れた脚をいたわってくれる感じがいい。
サウナはスチームサウナと高温サウナがあるが、高温サウナだけお邪魔した。2段式、L字に椅子が備えられている。コロナ対策で定員5名、と書いてあったが、中に入るとそれ以上いらっしゃる…寝転び禁止とあるが、寝転んでる方もいらっしゃる…ちょっぴり緩い雰囲気。
水風呂はすぐ隣にあるし、外気浴もできる。
岡山市内のレトロ銭湯は、サウナも水風呂も無かったので、サウナ水風呂露天があるだけありがたい。
面白いのは、打たせ湯が充実していたこと。わざわざ再訪することはあまりなさそうだけど、ついで、ならば、また来るのかもしれない。
満天の湯
営業時間 10:00-21:00
定休日 火曜日
サウナ 有り
水風呂 有り
シャンプー石鹸 備え付け有り
備考 まん防期間中はレストラン夜営業中止
駐車場有り