十三・木川にある「ゆーらく」が4月末で閉店、というのは既に書いた通り。
常連というほど通ったわけではないけれど、理想的な街中銭湯だったのでなんだか淋しい…
「会いたいと思ったら会っておかないと次は無い」とおもわされることが増えた。人も風呂も一緒だ。
仕事をなんとか切り上げて、十三に向かう。まずは駅近の「桐麺」で腹ごしらえ。
お腹を満たしたあとはテクテク歩いてゆーらくへ向かう、のだが、十三という土地柄、阪急の踏切があちこちにある。そしてほぼ「開かずの踏切」状態だ。神戸線宝塚線京都線…一つ抜けてもまた次が、と、まるでゲームのような勢いだ。ただ、間違ってもくぐり抜けたりしてはいけない。それこそ命に関わる。
さて、商店街を歩いていくこと約10分、目的のゆーらくにたどり着く。
本当に、閉店しちゃうのか、と実感が湧く貼り紙。
フロントで料金を払う。PayPay対応なのに閉店かぁ…
21時半、中には5-6人、シニアの方も多いけど、途中で大学生くらいの若い子も入ってきて、幅広い年代に支持されているのが分かる。
ここ、前面の流れてくるお湯もそうだし、露天の手前のジェットバスも疲れが癒せる。そして露天ゾーンの濃すぎる薬湯「じっこう」も入っておかないと。
サウナも小さいながら2段式、温度湿度もしっかりあって温まる。
外の打たせ湯、白湯、薬湯と浸かりながら、こんないい銭湯が閉店してしまうなんて、本当にこの2年のコロナ禍とウクライナ情勢を恨めしく思う。
最後、店を出て振り返る。
さようなら、ゆーらく。
いいお湯を、いいひとときを、ありがとう。