サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 57日目 「なにけん」で過ごす午後

 通院自体はいつも3時間もあれば確実に終わる。だけど、「しんどくて」通院しているわけだから、休めるならば可能な範囲で休んで、心身の疲れをリリースしたほうがいい。

 そういうわけで、通院の後はお風呂に行って長居する、というのが初回の休職以来の習慣になっている。お風呂でなくても、美味しいランチを食べてのんびりしたり、本を買いに行ったり、とにかく「あくせく」したり、「他人の目を気にして」あれこれすることから解放されたい。

 今日も一日休みにしていたので、通院後は自由の身だ。もともと予定を決めていたので、自宅に帰るのとは違う電車に乗るために、別の駅に向かった。昨日からJRのダイヤは乱れまくっている。理由はよくわからないが、雪によるもの、それ以外の原因、まあ理由がどうあれ、「あてにならない」ということだけは確かだが、とりあえず動いてはいるようなので、来た電車に乗った。乗っている時間がけっこうあるので、席に座るなり読書開始。「ミレニアム3」の上巻を読み進める。乗換駅の京橋で環状線に乗り換える。そこから鶴橋まで行って、更に近鉄に乗車。目指す目的地は布施だ。

 普段近鉄に乗らないので、鶴橋での乗り換えは結構緊張する。そもそも、鶴橋の駅にはいろんな電車がやってくる。近鉄大阪線奈良線?特急?!どれに乗ったらいいのやら、なのだが、布施に行くなら「特急以外」なら何でもよい、ということが分かった。普通電車なら2駅、急行なら乗ったら次が布施だ。

 布施の駅は東大阪市にある。昔ながらの商店街が健在で、駅前は結構大きな感じ。駅の北西(大阪寄り)はこちゃこちゃしていて昔ながらの商店街や飲食店が多い感じ。東側は幾分スッキリとしている。

 今日は駅からまっすぐ北側に出て割とすぐのところにある「自由亭」という洋食屋さんでランチをいただくことにした。カウンターだけの10席程度の小さなお店。事前に調べていた情報によると、「Aランチ、Bランチおすすめ」「量が多い」ということだが…迷うことなくAランチをオーダーし、周囲をそっと見てみると、オムライス人口が多めなことが目に付いた。隣の年配のご夫婦など、メガサイズの豚カツをそれぞれオーダーしたうえで、枕のようなオムライスを二人で分け分けしつつ召し上がられている。恐らく常連さんで、「たまの楽しみ」なのだろうけれど、凄い食欲だなあ、と驚いた。

 さて、程無くして注文したAランチが運ばれてきた。ビフカツ、ハンバーグ、エビフライにハムのスライスまで乗って、噂にたがわぬメガボリュームだ。最後は若干フードファイトになりつつも、完食。お客さんは年配の方が多かったことを考えると、町で愛され続ける洋食屋さん、なのだろう。

 そのまま東にまっすぐ進むこと5分くらいで、目指していた「なにけん」ことなにわ健康ランド湯~トピアに到着。最近はここがお気に入りだ。特筆すべきはセフルロウリュができるフィンランド式サウナ。ここは空いているので、今日のような日にぴったりなのだ。あとは、お風呂も気持ちいいので、いつもの「2時間でサウナ3セット!」に追われるだけでなく、時間を気にせず好きなだけ入浴、サウナを楽しみたい。

 2時間経った後、ちょっとインターバル。レストランでデザートをつまみながら、オロポをいただく。平日の昼間でも、この時間はちょうど私の様に小休止の人が多いのか、食堂の座席は結構埋まっていた。

 30分弱の休憩の後、再び風呂場に戻ってサウナ、風呂三昧。特に薬湯が気持ちいい。最近、神戸クアハウスは薬湯になる浴槽が壊れてしまって長らく薬湯に浸かる機会が無かった。なにけんの薬湯の方が好みだし、次はいつ来れるか、と思うとついつい薬湯リピート。

 夕方5時、ふやけまくってようやく風呂から上がる。入館前に買っておいた麦茶2Lを全て飲み干して「なにけん」を後にした。