昨今の銭湯ブームで、ノリに乗っているイケイケの銭湯の一つーと紹介したら怒られるだろうか。
でも、目下東京では、リノベーションして生まれ変わった「ネオ銭湯」の勢いが凄まじく、逆にいえば、建て替えてでも生まれ変わったネオ銭湯は飛ぶ鳥落とす勢いで若者を始めとする銭湯ラバーズの心をガッチリと掴んでいる。
(その点、関西を拠点とする「湯となみ社」が手がける銭湯再興は、今あるレトロ銭湯のレトロな雰囲気をよしとするもので、東京のネオ銭湯文化とは方向性が全く違うのが面白い)
さて、これまでに、東京銭湯ブームを牽引してきた「オサレ系」の銭湯にはいくつか足を運んだ。サウナは無いけれどなんと言っても「小杉湯」、そしてサウナーの人気が高いところといえば、落合の「松本湯」、恵比寿の「改良湯」あたりだろうか。そして、なんと言ってもここは外せない。今日訪問したのは錦糸町にある「黄金湯」。
最近改装して、古き良き銭湯の雰囲気は残しつつも、随分と斬新なネオ銭湯に生まれ変わった。
行き方は簡単だ。JRの錦糸町を降りたら、北上して数ブロック歩けば辿り着く。銭湯の中でもこのアクセスの良さが、地元民以外を呼び寄せる要素になっているのは間違いない。
ロッカーなんかも現代的なものになっているので、使い勝手がとてもいい。
さて、肝心のバスルームだが、そこそこ大きい水風呂が17℃くらい。横には適度な炭酸泉。更に、薬湯が42℃くらい…と温度バリエーションがすごいので、どんな人でも楽しめる懐の広さがすごい。
そして、サウナも改装を機にパワーアップ。女湯の方はそれほど広く無いので、頑張っても5人入るとすし詰めだが、セルフロウリュできるのは大きな魅力だろう。静かだし。
なんと、男湯はとっても広いサウナだとか、専用のでっかい水風呂だとか、外気浴スペースだとか、信じられないくらいのサウナ天国らしい。あまりに羨ましいので、興味がある人はぜひ水曜日に行ってみてほしい。(水曜は男女入れ替えで、大きいサウナが女湯になるそうだ)
そして、ここの売りは風呂上がりのビール。色々品を変えて、クラフトビールが飲めるとあって、普段飲まない人でも思わずオーダーしたくなる。そう、私がオーダーしてしまったくらいだから。
こんな居心地のいい銭湯が近くにあったら、家に帰るのが楽しくなるだろうなー。
東京のいい場所を、また見つけてしまった。
黄金湯
東京都墨田区太平4丁目14−6 金澤マンション 1F
アクセス JR錦糸町駅から徒歩約5分
営業時間
平日・日曜・祝日 6:00-9:00 / 11:00-24:30
土曜日 6:00-9:00 / 15:00-24:30
定休日 第二・第四月曜日
シャンプー・石鹸 備え付け有り(販売もあり)
サウナ あり
水風呂 あり
特記事項 クラフトビール販売あり
備考 水曜日は男女入れ替え(大きいサウナが女性用になる)