サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 94日目その2 「いかなごの釘煮」を作る SEASON 2

今日は待ちに待った、2023年いかなご漁の解禁日。ということは、昼前になれば魚屋にいかなごのシンコが並ぶ。阪神間、そして播州の人の春の風物詩といえば、このいかなごの釘煮だ。

引っ越してきた当初は「ナンジャソリャ」だったが、毎年見聞きしているうちに、自分もこの季節になると「いかなご」の4文字が気になるようになった。そして、「自分でも作ってみるか」と。

いや、大好き、というほどではない。けれど、地元の名物なので、季節ものだし、乗っかろうという気持ちになったのだ。そういう歳になったということか。

昨年初めてチャレンジして、そこそこ巧くいった。

 

sabasabadays.hatenablog.jp

 

今年は初日にいかなごをゲットしよう、と思っていかなご休暇を取る勢い満々だったが、運よく土曜日だったので、自動的に仕事は無く、予定も無かったので、11時前に自宅を出て近所のスーパー(生協)に向かった。昔から、いかなごシーズンには鍋に調味料一式を並べて揃え、おばさま層に信頼の厚いコープさんならば、絶対にいかなご仕入れるはず…と思って勇んで行ったら、既に鮮魚売り場の「いかなご入荷予定」の幟の周りに、狙いを定めたおばさまたちがズラリ。その数どんどん増えていき、気が付いたら野菜売り場まで列をなすありさま。これでは勝ち目があるかどうか…

運よく、生協を出たところに魚屋がある。そこの店先にもいかなごが売られていた気がする。慌ててその店に駆け込み、2パックを手にした。

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さて、これでお会計!と思ったら、財布の中にお金が無い。そうか、普段現金で買い物することがほとんどなくなったので、3000円しか入っていなかった。慌てて相棒に電話して、資金援助を求める。いかなご2パック(2㎏)で6000円ちょっと。それでも、初日にしてはお安い方だ。明石なんかでは、4000円/kg超えているところもあったらしい。

山椒を買うのにちょっと難儀したが、無事入手できたので、自宅にある一番大きな平鍋でいかなごを1㎏ずつ煮ていく。いや、炊いていく、というのが適切か。「水ひたひたのなかに煮るものを入れて、最後は汁が無くなって、入れたものが煮汁を吸っている状態」を炊いた、というならば、いかなごは煮るのではなく炊かれているのだろう。

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今年は山椒入りを1㎏、山椒無しを1㎏というアレンジにしたので、味の違いも楽しみのうちだ。