サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記Ⅱ 126日目 ロールしないロールキャベツ

春キャベツではないが、キャベツを買った。久しぶりにずっしりとした重みを感じる。2人暮らしだと、キャベツ1個を食べきるのはそれなりの時間がかかる。逆に言えば、キャベツを消費する献立を考えなければいけない。

そこで思い立った「ロールキャベツ」。名前にも付いているくらいだ、キャベツを使った料理の代名詞。ところでロールキャベツって肉料理なのか野菜料理なのか。そもそもそんな区分が陳腐なのか。まあ、どっちでもいい。合い挽き肉も先日買った。スポーツクラブに行く前にスーパーに寄ったので、冷蔵庫無いから心配だなあと思って、「ついで」に別のものを買って保冷剤を貰った。買ったその日の晩に仕込みをしようと思っていたのに、運動して帰ってくると疲れるし遅くなってしまう。結局肉が捏ねられたのは今日になった。

さて、ロールキャベツを作るにあたって、玉から引っぺがした葉をそのまま巻くとは思っていない。どうやらオーセンティックな料理本によると、「キャベツを茹でる」になっているけれど、ここは文明の利器、電子レンジでチンすればいいんじゃね?と思って、自宅の電子レンジ出動。「葉菜類」にモードを合わせて「チン」してみた。取り出してみたところ、葉っぱの先がへにゃ、となっているので、これでよかろうと思って肉を巻いてみた。

しかし。暫くすると、巻いた葉っぱが、ぺろんと剥がれてくるではないか。なんという弾力…ちょっとちょっと、ロールキャベツなのにロールしてないってどうよ!とイライラしながら巻いては戻り、巻いては戻りを繰り返すキャベツの葉と台所で格闘。

致命的だったのは、楊枝というものが無かったことだ。仕方が無いので、「大は小を兼ねる」で、竹串をぶっ刺して留めてやった。とどめは、巻いた状態で冷凍か冷蔵保存しておこうと思っていたのに、巻いた全てのロールキャベツを相棒が鍋の中に投下してしまった。果たして、大量のロールキャベツが「完成」した。これはロールキャベツなのだろうか、それとも「肉の塊+キャベツ」なのだろうか、まあ、気にするのは止めておこう…