サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

423その2 「ジョン・ウィック4」を観る

 去年9月に劇場公開された「ジョン・ウィック:コンセクエンス」(以下、ジョン・ウィック4で)。配信はまだかなーと首を長くして待っていたら、1月22日からNetflixで配信開始、というニュースがあった。我が家はNetflixは加入していないけれど、そのために入るかなぁ、でも待っていればアマプラに来ないかなあ…と思っていたら、なんのことは無い、1月26日から配信開始となったようだ。というわけで、早速鑑賞することにした。

 

 

 我々(私と相棒)がジョン・ウィックシリーズに期待しているのは筋書き云々よりも、「果たして何人殺られるのか」ということと、いったいどんな方法でバタバタ逝ってしまうのか、という点に尽きる。だから、劇場で見ていても落ち着かないから、自宅で配信で観るほうがいい。

 <以下ネタバレを含むので、未視聴の方やオチを知りたくない方は鑑賞後に読まれることを推奨>

 今回の上映時間が2時間半を超えているので、最初それだけ聞いたときは「えらい長いなあ」と思ったけれど、全然ダレが無い展開だった。そして、長尺にせざるを得ない事情もあったのだろう。結構早い段階で、大好きなコンシェルジュシャロンが主席連合の嫌な奴に始末されてしまうので、その時点でNYのコンチネンタルホテルが無くなってしまうんじゃないか、もう続けられないんじゃないか、という心配が噴出する。

 相変わらず主席連合や、街中の殺し屋全員に狙われていて逃げまくる、というシンプルな構図はずっと引き継がれていて、はるばる大阪までやってくるわけだ。大阪コンチネンタルホテルの支配人役として真田広之が出てくるが、キアヌと2人で語り合うシーンなどなかなかカッコよい。痺れまくる。最後のセリフとして「できるだけたくさん殺していってくれ」なんて、まさにジョンに向けた最高の賛辞ではないか。更に、今回刺客として仕向けられたケインの役柄が盲目のスナイパーという無茶ぶり感半端ない設定。これもまた、見れば見るほど面白い深みが出てくるので、最後まで目が離せない。

 結局、最後の最後まで殺しまくって、一応、「主席連合からは自由だー」と言ってもらい、一旦は主席連合によってめちゃくちゃにされたNYのコンチネンタルホテルを復元してもらう権利も手に入れる。しかし。どうやら、自由も長くは続かなかったようで…まあ、ダークな稼業あるあるですな。

 最後の結末が、007の最新作「No Time To Die」に重なるところがあるので、好きなシリーズ両方これかよーと思うとちょっと淋しかった。この不毛感は、近々公開されるスピンオフ作品を見て凌ぐしかないかもしれない。