本題から逸れるが、標題を入力する時にどうしたこうした、「大阪府尼崎市」と入力しようとしてしまった。
尼崎はれっきとした兵庫県内に位置する。のだが、なぜか電話の市外局番は大阪と同じ「06」だし、カルチャー的には大阪の方が親和性があるような。
尼崎はいうならば兵庫県の東の端。武庫川を挟んで西側には西宮市がある。甲子園球場があるのは「兵庫県」西宮市だ。
閑話休題、今回は尼崎にある泉温泉を訪問することになった。
実は、銭湯巡りに目覚める前は、「大きな風呂」はもっぱらスーパー銭湯派だった。
理由は簡単で、HP完備だったり、雑誌で特集が組まれていたりと、「目につきやすい・探しやすい」から。
なので、大きい風呂に入りたい時に大抵訪れていたのは「つかしん」にある「湯の華廊」だった。ここは自転車で約30分弱。
今回の泉温泉は、その湯の華廊に向かう道筋の途中にある。
今までは完全スルーしていたが、偶然相棒が「武庫之荘に評判のいい銭湯があるよ」と発見し、訪ねてみることになった。
ここも、大阪スタイルを踏襲らしく(笑)温泉じゃない、単なる銭湯だけど屋号として温泉を名乗っている。
自宅から行くには武庫川という心理的かつ物理的障壁があるが(笑)、いざ走り出せば道は単純。
ひたすら真っ直ぐ→曲がる→ひたすら真っ直ぐ、とわかりやすかった。
普段はご縁の無い商店街を発見!
そして、商店街の中に堂々たる入口が。
自転車はみなさん入口脇に止められているようだけれど、駐車場は裏手にあるようだ。
暖簾に迎えられ、店内に入る。
入湯料は380円!少々お安め!
そして服を脱ぎ、浴槽に入ってビックリ!
あまりに美しいタイル。ピカピカ。
壁画の素晴らしさ…。。これはぜひ実際に訪問して鑑賞していただきたい。
男湯は富士山だって言ってたかなぁ。
女性の側は、ヨーロッパ調の湖畔の風景、だった気がする。
あと、ここの銭湯はカランがL字型に設置されているが、「絶対にイスの取り合いが無い」。
なぜならば、カランに沿って腰掛け用のタイルが設置されているから。
相棒曰く、これはイスの取り合い防止以外にも効率的な面があって、要は洗った石鹸水が浴槽側に流れて行かないから、掃除も便利で楽なんじゃないの?と。
固定式のシャワーは一つおきに高さが高低つけられている。
浴場の中央にある浴槽は真四角。奥側は深めで腰掛け段付き。
手前側は浅めで、噂によると温め、ということだったが、そうでもなかった。
奥側は43℃ちょい、手前でも42℃くらいだったかな。
水風呂は無いが、右手前に水槽あり。水は若干温めで20℃ちょっと。
さらに、ここにはジェットシャワーという冷水シャワーが設置されている。
私は使わななかったが、相棒は試してみたらしい。
温冷交互浴好きには大変心地よいアイテムだったよ、との報告。
お湯は井戸水を更に軟水化させて、薪で焚いているとのことで、非常に柔らかい。
むしろ壁に張り紙がしてあったが、「ヌメー」とするくらい。温泉かと思うくらい。
電車でアクセスするのは不便で、むしろ地元の周辺の方に永らく愛用されているお風呂屋さんなのだろう。
お邪魔させていただいたのは確か晩9時過ぎだったと思うが、女湯は大抵3ー4名しかいなかった。
ピークタイムはもう少し早いということなのだろうか。
あまりにお湯が柔らかく、かつ浴場全体がピカピカに輝いている。
ぜひ再訪したくなるお風呂屋さんだった。
泉温泉
兵庫尼崎市武庫元町2-21-2
営業時間:15:30–23:00
定休日:金曜日