タオルと石鹸さえあればニュウヨーカーになれる。
思いつきで手ぶらで行っても、大抵番台やフロントで最低限のものは調達できる。
ここからが、「フロフェッショナル」を目指す私がよく持ち歩くもの。
参考にしても、しなくても、ネタということで。
1:湯温計
勿論主目的はお湯の温度を測るため。
どちらかというと水風呂の温度が気になる。
最近はニュウヨーク出張頻度が上がった(=データ数が増えてきた)ので、温度計を見なくても体感温度で大体お湯は何度か分かるようになってきた。
3分以上浸かれないようだったら43℃以上ある。
長湯できる適温は40℃くらい、気持ちいいな、と感じる温度は42℃くらいまで。
この湯温計が一番重宝するのは、初めてのお風呂屋さんで水風呂に入る時。
冷たい水風呂が苦手なので、足にかけてみて「ヒャー」というレベルだったら温度を測ってみる。
好きなのは20℃ちょい上。20℃あれば1分浸かっていられる。
18℃までならば全身浸かるのOK。
今までの最低記録は15℃。
ここは温泉もサウナも熱めなので、冷たい水風呂は人気なのだろう。
私も一瞬浸かることができた、が、我慢できたのは本当に「一瞬」だった。
なんでも売ってる「熱帯雨林」さんで、私は以下の湯温計を購入。
そんなにおおきくないし、周りがプラスチック(スチロール)で囲われているので、万一ぶつけたりしても即破損、にならないのがいい。
温度測定してると、一緒に浸かっているお客さんとの会話のきっかけになったりもする。
ただ、お風呂屋さんによっては設置しているものと同一だったりするので、キーホルダーや名前を付けて「備品をパクった」と思われないように工夫を(笑)。
2:洗い桶
銭湯といえばケロリンの桶!というくらい、あの黄色い桶はメジャーだ。
関西では、牛乳石鹸の赤い桶も割と多い。
桶くらい、何処の銭湯でも置いてある。わざわざ持っていく必要ある?
はい、荷物を増やしたくない場合は要らないと思う。
だけど、たまーに常置している桶の数が妙に少ないお風呂屋さんがあったりする。
しかも、そういうところに限って、昔ながらの「水」「お湯」レバー式の水道で、タオルを洗うのに難儀したり…。
とか、何故かいくつも洗い桶を使いたがるお客さんもいらっしゃって、カランの前に3つも桶が並んでいるのを見ると、流石の私も「Why?」だ。
マイ桶を持参するメリットは、
・桶取り合い合戦に参戦せずに済む
・ニュウヨークグッズをまとめられる
・使用後のグッズを地べたに置かずにすっきりとまとめて置くことができる
・フロフェッショナルに見られる(⁈)
…辺りだろうか。
超ローカルな銭湯だと、常連さんの洗面用具置き場が確保されていて、大抵桶の中に洗面キットを入れてそのままお帰りになられるパターンが多い。
湯桶も、なんでもうってる「熱帯雨林」さんで購入。
こちらは、「折り畳める」のが最大の武器。折りたたむとフリスビーサイズになるので、ほとんど邪魔にならない。
脱衣所で着替える際に、この桶もさっと組み立て(1秒で完成)、その中にタオルや石鹸などぽいぽい突っ込めばあとは風呂場に突撃するだけだ。
なお、この会社、ついこの間BEAMSさんとコラボして例のBEAMSオレンジの湯桶を限定で作っていたみたいだけど、あっという間に完売してしまったようですな。
マイケロリン桶が欲しい方はこちらでどうぞ。
なお、ケロリン桶には「東京版」と「関西版」があり、関西版の方が若干浅いです。
3:時計
温冷交互浴や電気風呂の当たりすぎ防止のため、あるいは温泉成分が強い温泉も湯あたり防止のために時計があるといい。また、お風呂屋さんによっては時計が見えない、設置していないこともあるので、特に男女分かれて入浴している場合は防水時計があると便利。
4:飲料水(ペットボトル)
ニュウヨーク稼業は発汗が凄い。特に温冷交互浴やサウナ、高温浴槽に浸かるとその発汗量たるや!
で、そのまま浸かり続けると、水分量がどんどん減って血液濃度が高まってしまうので、高血圧の人なんかは危なくなる。
ので、あらかじめ飲み水を用意しておくとよい。
※これについてはお風呂屋さんによってローカルルールがかなり違うので、要確認。
お風呂場に堂々と持ち込めるお風呂屋さん、持ち込みOKだけど置き場所指定のお店、浴場の中は禁止の店などあります。
浴場への持ち込み禁止の場合は、風呂上がりにとにかくすぐに飲めるように、ロッカーの一番手前、すぐにとりだせるところに置いておくとよいです。
持込OKのお店でも、ガラス容器は割れる恐れがあるので絶対NG。ペットボトルやビニールの水筒、とにかく割れない素材で対応を。
それではローカルルール、マナーを尊重して楽しいニュウヨーク出張を!