サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバ生活総括・その3(中期:薬でできることとそうじゃないことと)

1月も半ばを過ぎたあたりから、「寝るだけ」の生活からだいぶ解放されるようになってきた。

恐らく、仕事関係のことが頭から全て抜け出ていったことでかなり気持ちが楽になった影響があったのだろう。

同時に、銭湯通いを始め、「知り合いのいない」「広い空間で」「ゆっくりとぬるい目のお湯に浸かる」ことが、自律神経のバランスを整える役割を果たしてくれたのだと思う。

行きつけの風呂屋ができ、なんとなく「あの人前も見たなあ」という常連さん、顔見知りも徐々に認識しつつあったけれど、週に1、2回風呂で顔を合わせるだけで名前も知らない、素性も知らない、ただ挨拶を交わすだけ。

一人でのんびりしてとにかく精神の緊張状態をほぐし、「不安」と「恐怖」と上手に立ち向かう、あるいは折り合いを付けて付き合うようになるのが治療の過程だった。

正月明けの時点で、「12月初診で、3ヶ月で復帰だと年度末の中途半端な時期になるから、3月末いっぱいまで休んで、調子が良くなっていれば4月から復帰かなあ」という青写真が私にも主治医にもできあがっていた。

ただ、主治医としては「寝れて、食えて、一定時間起きていられればオッケー」というスタンスなのだろう。実際、鬱の酷い方だったら寝れない食えない起きれないの連続で、私の3倍量の薬を処方されていても「効き目感じなーい」という方もいらっしゃるようだし。

私なぞ、屁のような域なのだろうな。

初診時からずっと処方されていたのは抗うつ薬睡眠導入剤2種類。

12月は寝ても寝ても寝た気がしなかったが、薬のおかげで眠ることはできるようになった。

ただ、正月休みが明けて世間の皆さんが職場に戻った時や、ちょうど休み始めて半分くらいの時期ー1月末くらいか、「自分は再び社会復帰できるんだろうか、仕事ができるんだろうか」という不安感がとても高まった。

最初の診断書にも記載してもらったが、元の部署での仕事復帰は不可能(に近い)と思っていたので、じゃあ別の部署だったら、そこで起きた問題は生じないのか?診断書が出ていても、諸般の事情で部署異動無しの可能性もゼロでは無いし…と、考えたくはないが頭の中でそういう不安が過る頻度は高まった。

ただ、主治医は「その不安と生活リズムを整えることは別問題だから」というスタンスだったので、不安解消のためには(自ら求めて)別の療法で対応する必要がある、ということなのかもしれない。

今の時点でも、その不安や緊張にまつわる根源的な問題は消えていないので、そこをどうするかは、今後の就労や社会活動へのそれなりの影響力となるだろう。