サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル生活6日目(初めての週末) なんと飛行機に乗って遠出してしまう

ようやく社会復帰して最初の週末がやってきた。

私の勤めている職場はリバビリ出勤制度や傷病のための時短勤務制度が無いので、いきなりの9時-17時、週5のガッツリ勤務である。来週も、その次も。

(注:完全週休二日制でない代わり、月〜金の勤務時間は9ー17になっている職場である)

 

本来ならばグッタリ疲れて土日は布団か温泉のお湯の中で過ごしたい…ところなのだが、この日は3ヶ月前から外せない予定が入っていた。

いや、欠席しても命に関わる用件ではない。有志が開催した同窓会だった。

けれど、ある種節目の年の会だったので、出席しておきたいという使命感のようなものが自分の中であった。逆に、すんごく久しぶりに会う懐かしい顔に会う方が、「自分」を取り戻せる効果が高い気がしたのだ。

幹事の子に事情を説明し、当日の状況次第ではドタキャンもあるから…と伝えていたが、その反応に驚いた。彼女はいつのまにか産業保健の専門職になっていたのだ。

そういうことなら安心だ。たとえ会場でぶっ倒れたとしても、適切なケアをしてくれるだろう、と勝手に甘えることにして、布団でゴロゴロする代わりに一路東京を目指してしまった。

結局、心配した相棒が「保護者」として往復同行してくれることになった。

半年ぶりに乗る飛行機。飛行機自体は嫌いではない(むしろ好き)だが、今の自分には爆音がストレスになるので、ノイキャンイヤホンを徹底着用。おかげで羽田に着くまで心落ち着けて爆睡できた。

 

羽田から会場までがまた遠い。

東京駅から小一時間。卒業後も何度か訪れているが、中央線に乗った時点で気分は学生時代にスリップする。でも今回はやはり気持ちに余裕が無かったのか、途中の景色を眺めて懐かしむことはできなかった。

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この桜並木を見ると、そういえば入学した時もこんなんだったっけ、と思い出す。

卒業生はみんなこの光景を懐かしむ。

 

 

約2時間の同窓会では予想通り卒業以来の再会組を含め、懐かしい顔と話が弾んだ。

不思議なもので、この年代になると、メンバーみんなが自分の心身も含め、育児や介護などどこかで苦労や不調を抱えている。

必然的に会話してても親和的な雰囲気になるので、お互いに変に気を遣わずに済むのが助かった。

本当は東京見聞をしたかったが、そんなことをしたらポンコツ状態の自分は来週働けなくなり、社会復帰失敗に終わりそうになるのが怖かったので、今回は日帰りすることになっていた。

19時の飛行機で伊丹に戻る。

「家に帰るまでが遠足」だと小学校の校長先生に言われた記憶があるが(今も言うのだろうか?)、阪急電車の抹茶色のシートに腰をおろした瞬間に「嗚呼無事帰ってきた」、ノルマ達成感に包まれた。

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企画車両だったので、内装(と外装ラッピング)がベルばらだった…

沿線以外の人が見たらさぞかしびっくりするだろう。

(私も普段はこの路線は使わないので、電車がやってきた時に度肝を抜かれた)

 

 

あんまり喋りすぎたり相手の話に乗りすぎてハイにならないように気をつけてはいたけれど、今回の同窓会は件のように、みんなそれぞれ仕事や家庭や心身の苦労と共に生活していることの共有みたいなところもあり、過剰にはしゃぐのではなく、じわじわと染み入る共感を持ち帰るイメージになった。

お陰で躁転するんじゃないか、という心配は杞憂に終わりそうだ。

ただ、疲れは溜まっているのは確実。

明日この疲れをどうリリースするか、それが大きな課題。