サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

社会復帰のための私のバイブル

社会復帰、というのは、私にとっては「(他の人と同じように)仕事して働く」ということになる。

所属組織にはあいにく傷病復帰者の「お試し出勤」制度は無いということだった。

試し出勤制度がある職場だったら、とりあえず出勤して、数時間いた後(あるいは軽微な仕事をした後)、数時間で帰宅する、を数日、あるいは数週間繰り返してからフルタイム勤務、毎日勤務に慣らしていく、という感じのようだ。

試し出勤制度がない場合、自発的にリワークプログラムを使ったり、お医者さんによっては図書館などに通って規則正しい生活+人がいる(ある程度の生活音)に慣れる、ということを勧めているような。

ちなみに主治医は「お試し出勤があるならぜひ有効活用を」と診断書に書いてくれたが、職場が「そんなの無いし」というわけで、実行していない。(いいのかな)

 

閑話休題

復帰に向けて、できるだけ地に足のついた生活を送りたい、もう焦らなくてもいいから、争う必要も無いから、仮に転んだってまた起き上がればいいから、人生を歩き通したい、というシンプルな希望を持っている。

そんな中、あと1週間のうちに読んでおこうと思っているのがこの本。

 

 

絶不調から少し立ち直った時に、義母が持ってきた本なのだが、著者さんは発達障害ADHDを抱え、就職した会社から敗走し、更に起業したがそこでも上手くいかず…という人生苦労を重ねながらも「生き抜く処世術」を三十余年で身につけられた。

最初に5章だったか、「鬱の時の対処法」を読んだけれど、それ以外の箇所も刺さるところがとても多くて。(かくいう私、診断は受けていないけれど結構発達障害っぽい傾向アリです。その辺りの話はまた後日。)

義母はとにかく5章の「鬱をどう生き延びるか」を読んでほしかったらしく、付箋がそこに付いていたけれど、他の章会社だかコミュニティを部族と思え、部族の掟に従え、とか、薬や酒との付き合い方とか、とにかく今の自分にとって「ふむふむ、なるほど」と頷くことばかりだった。

何度も読み返したくなる本だと思ったので、自分の保管用に同じ本を買ったくらいだ。

 

鬱まっさかりの時に読む本では無い。

リハビリが本格化した時に、ポジティブに読んでみてほしい。

少しでも辛くなったら放り投げてしまえばいい。

やってみましょう。できることから、少しずつ。