サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記106日目(不調な時は頭の中で蝉の鳴き声がこだまする)

一応、4月から社会復帰した私。

しかしながら、未だ「通院加療中」の身で、完治寛解したわけではない。

周囲から見れば、特に最近は(以前と変わらず)ギャースカ言いながら仕事してるんだし、一体何処が悪いの?本人の気持ちの問題じゃない?病気にかこつけて怠けようとしてるんじゃないの?と見られても致し方無い。

実際、自分でも、3ヶ月過ぎたら「平常モードです」と医者に言ってもらいたいしそうなりたかった。

しかし、元来6月は「6月病」になりやすい気質だし、特に今回は社会復帰し、部署も変わり、仕事と周りの人間(関係)に順応し、更にどうしようもない変な天気に身体とメンタルを順応させていく、と課題が多過ぎた。

流石に6月で「平常人への合流」は難しかった。息切れしてヘロヘロになっている自分をメタ自分がぼんやり見ていた。見ているだけで何もできなかった。

7月になって、梅雨との付き合い方を心得てきたこと、また、仕事もいわゆる「イベント」な時期になるので一種の高揚感が出てきてそのドーパミンで乗り切らねばならないことは長年の経験則で分かっている。なので、6月よりは7月の方が精神的には波に乗っかりやすい。

実は6月末に上長と面談をした時には「7月もリハビリモードで、と医者に言われまして」と言った時には若干難色を示された。

「それって、いつになったら平常復帰できるの」と訝しがられた。

そりゃ、こっちが訊きたいものだ…やっぱり、「見かけ」がちょっと元に戻ると、中のことは他人は分からないものだから。

決してサボりたいわけでもなく、ラクをしたいとかそういうことではない。

もちろん、「みんな頑張ってるんだ」というど根性論の世界から見れば充分甘えだろう。

だけど、ど根性論の世界に順応できなくなって昨年末にリタイアして今がある訳で…

まあ、説明しても理解してもらうのは難しい。けれど、「ちゃんと通院も服薬もしていて自分なりに完治に向けて鋭意努力はしている」ということを伝え、「今できることは可能な限りやるから(ただし現状を悪くしないレベルで)」というので何処かに折り合いを付けるしかない。

根を詰めると、頭の中で「ジー」という蝉の鳴き声に似た音がする。あるいは「ミシミシ」といった音がする。耳鳴りとはちょっと違う。頭の中、脳の中から聞こえてくる(感じがする)音だ。

この音が聞こえてきたら頭の使い過ぎだと思うことにしている。

速攻、頭を使わなくて済むところに自分の居場所をスイッチするようにして、頭の中の蝉さんに退散願う。