映画はあまり見ない方だが、「007シリーズ」は別だ。
毎回、新作公開の時に(初日とは限らないが)映画館に足を運ぶ。
2-3年に1回ペース。
だから、私が映画館に行くのもほぼそのタイミングだ。
映画館があまり好きじゃないのだ。
それこそ、我々の親世代の頃に比べてシネコンなんかが普通になってきて遥かに健全な環境になってきてはいるけれど、個人的に辛いのは、
・音響がデカい、デカすぎる。そして自分の意志で音量調整ができない
・予告編を見たくない(自分の趣味じゃない映画-ホラーとかサスペンスとか、それも誇張されたシーンばかり切り取ったものを流されるのが耐えられない)
・どうしておやつがポップコーンなのか(私はポテトチップスが食べたいのに)
他にもあるが、代表的なのはこんな感じか。
それでも、来年の早春にはボンドが帰ってくる(らしい)。
2時間ほど、好みに合わない暗いところに拘禁されるのと引き換えに、究極の「マンネリズム・エンターテインメント」を楽しませてもらおうと思っている。
恐らく、ダニエル・クレイグの最後のボンドになるだろうし。
閑話休題、
今年も残すところあと2か月になった。早いものだ。
思い起こせば去年の今頃から、自分の中のバイタルはがた落ちになった。そのことを想起させられるのは辛い。(しかし、どっかで乗り越えることが必要なのだろう)
その時に、折に触れて思い出したのが、「007」シリーズでいつもボンドにガジェットを提供していた「Q」がボンドに言っていたセリフ。
「常に逃げ道を用意しておくことだ」
サバティカルだって、一つの「逃げ道」だ。
自分が生き残る、生き延びる為ならば、可能な手段はとるべきだ。