少しばかり固い話を。
今日は憲法記念日。
現行の憲法の施行を記念し、国の成長を期するための祝日、らしい。
ということは…少なくとも、国の成長は、現行の憲法に則って成される筈であり、そう有るべきなのだろう。
さて…今年はコロナ禍の影響もあり、毎年だいたい開かれている集会の類は勿論中止になっている。現行憲法を変えようと目論む改憲派の人々、いやいやそんなことは断じてあってはならないという護憲派の人々、それぞれの論調あることだろう。
しかし。
今の今。街中のみんなが明日の生活が不安になっている中、どっかの国のシュショーとかいう人が、「緊急事態条項を入れる為に…改憲を念頭に…」などと言っている。
やはり、そう来たか。そう来ると思っていた。今までも酷かったが、こんな時にそんな話を持ち出せるとは、あんた本当にデリカシーのかけらも無いなぁ、とつくづく呆れた。
いや、改憲派の人だって、ちょっと怒ってもいいのでは?改憲の為だったら手段を選ばないのか?自分の店や仕事が、営業自粛や外出制限で大ダメージ受けてて、明日明後日のことも見通しが立たない時に、そんな話持ちかける人について行きたいか?
とりあえず、緊急事態条項は不要だ。
緊急事態条項が無いから市中が混乱だとか何とか言うのならば、それは政治家のあんたらが無能だと露呈したまでの話だ。
そんな無能な人たちに、緊急事態条項を扱わせるなんて恐ろしくて、絶対にあっちゃならん由々しき事だ。
ちなみに、私個人は今の憲法を何がなんでも絶対に変えてはいけない、とは思ってはいない。50年、100年経てば、いろいろ変わることもある。
ただし、変えるならば、徹底的に議論を尽くす必要がある。それに、「基本的人権」に関わる部分は、「もっと良くする」ことは有ってもいいけれど、現状から後退するようなことは有ってはならないと考える。
少なくとも、現政権が持っている改憲案は前時代的過ぎて恐ろしすぎる。なんで21世紀から200年前に戻らないといけないのだ。そんな政権下で改憲の議論をしたくない。
まあ、一つ言えることは、
改憲だとか言う前に、今のこのコロナ禍に対して、国民に責任を押し付けるんじゃなくて、政治の力で(勿論なんとか条項なんて要らないから)国民が納得する真っ当な対策をしてくれ。
以上、例年に無く怒り吹き荒れる5月3日。
結構、怒ってますよ