サバ×サバな日々

メンタル不全により仕事からの敗走。休職というサバティカル、そしてサバイバルに向けて模索する日々のよしなしごと。

サバイバル日記787日目(勇気ある撤退はあるのか:オリンピック編)

「予定では」、東京オリンピックの開催が7月23日、約2か月後なのだが…

日本をはじめ、世界の国では未だ新型コロナウイルス感染症の収束の気配がない。それどころか日本の中でも、いわゆる「インド型変異株」を中心に、感染力拡大、重症患者の増加と、状況好転とは真逆の状態だ。

mainichi.jp

www.tokyo-np.co.jp

上の記事の通り、新聞などの世論調査でも、60%以上の市民が「中止すべき」あるいは「再延期すべき」と考えていて、少なくとも、この夏に東京オリンピックを開催することに、街の人は「無いわ~」と思っている。私もまったく同感だ。

こんな状況の中、何のためにオリンピックを実施するのか、さっぱり分からない。少なくとも、地元民には支持されていない。選手だって、「晴れの舞台」はあるものの、感染症のリスクをとってまで参加するだろうか⁉︎

オリンピック中止による経済損失が1兆円超えるとかどうとか言われているけれど、いやいや、健康と安全はプライスレス。お金じゃ買えない。

今の日本の(政府やJOC?の)状況は、まさにオリンピックを押し切るために、日本国内の健康や安全に関する問題を引き換えにしようとしている。

www.tokyo-np.co.jp

そんな中、アメリカが、他の国に混ぜて日本も「渡航中止」の対象国に含めた、ことが、ビッグイシューになっている。

www.bbc.com

そもそも、日本の中で、オリンピックの開催最終決断する(できる)のは誰なの?

オリンピックが政治とは不干渉、という建前ならば、政府ではなさそうだけど…「五輪担当相」ってのがいるし…

となると、やはり、JOCなのか?ただ、JOCにしろ、五輪担当相にしろ、やるやる言いまくっても、開催地の東京がちゃぶ台をひっくり返したら実施はできないだろうから、と考えると、緑のおばさんが案外キーパーソン?

いずれにしても、不恰好なかたちで無理くり「やった」にするのは、かえって不名誉ではないのかしら。

IOCの「ぼったくり男爵」が、犠牲にしようとしたのが誰なのか、真の答えを知る由もないが、JOCにしろ、五輪担当相にしろ、シュショーにしろ、「犠牲を払ってまでやることではない」と勇気あるリアクションが取れないのはなんとも情けない。