昨日の荒天が嘘のように晴れ上がった朝。
くそー、デイキャンプぐらいなら行けるし行きたいなあ、と思いつつ、あまり出歩き過ぎるとまた疲れが溜まるので、ほどほどにしとけ、と自分に言い聞かせる。
とか言いつつ、せっかくの日光がある日なのに、家に閉じこもりきりなのも勿体無い。
昼前に自宅を出て、軽く（⁉︎）六甲までサイクリングすることにした。
昔、とはいっても10年以上前はクロスバイクに乗って毎週三宮までグイグイ漕いでいたのだが、そのクロスバイクも遂に処分してしまった。
今持っているのは、それも10年近く前に買ったミニベロ、BDー1だけ。いっときは自宅の部屋の中に自転車を合計5台入れていたが、自転車で出かけることがほとんど無くなったことと、通勤にも
自転車を使わなくなったので、必要最小限まで減らした。
逆に、BDー1はこの間チューンナップしたので、乗らないともったいない、ということで、今日も出かける気になったのだが。
ただ、「サイクリング」と一口に言っても、乗っている自転車で感覚は全然違う。今回走って行った国道2号線は、今までクロスバイクで何度も走っているし、ここ最近普段は車で走る道だ。だから、景色は見慣れている。だけど、クロスバイクで走っていた時と、ミニベロのBDー1では、感覚が全然違った。
もちろん、タイヤの大きさが全然違うので、本気で漕いだとしても進む距離はやはりクロスの圧勝で、ミニベロは時間がかかる。それは仕方がない。
だけど、意外だったのは、「上り坂はミニベロの方が楽」に感じたこと。昔、クロスバイクに乗っていた時は、下り坂は爽快だけど、上り坂は辛かった。特に、東灘、住吉川に向かっての上り坂は道中で一二を争うくらい「イヤな場所」だった。
今回、BDー1を漕いでいて、「立ち漕ぎじゃないとペダルを踏み込めない」というところは皆無だったし、普通に漕いでも太腿がつらい、とかそういうのも無かった。速さを考えればクロスバイクやロードが圧勝だけど、逆にアップダウンのしんどさを軽減してくれるならば、ミニベロも案外悪くないかもしれない。
件の住吉川に向かって上る前に、鈴木商店のアイスキャンデーでパワーチャージ。
そして、向かった行き先は「おとめ塚温泉」。
真昼間、かつ連休で、いつもは常に満車の駐車場もガラガラだった。
一瞬、臨時休業かと思ってしまうくらいの空き具合だったので、店の前に行って先客が出てくるまでは気が抜けなかった。
そして、風呂場もちょうどガラガラで、温泉をほぼ独り占め。幸せなひとときを過ごす。
六甲道駅の近くの行きつけのうどん屋で昼の定食をいただき、その後、今日六甲に来たもう一つの用事を済ませる。
六甲駅に向かう坂の途中にあるTAOKAコーヒーで、豆を買う。此処は、豆を買うとオマケで1杯ドリンクをつけてくれるので、もう1杯オーダーして相棒としばし休憩。
キャンプもサイクリングも天気に左右されるけど、好天ならばどちらも最高に楽しめる。
